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2024年12月20日 (金)

小児ワクチン接種とネグレクト

米国などでは、子どもにワクチンを接種させないと、虐待(ネグレクト)とみなされてしまうという話を聞いたことがあるのですが、日本はどうなっているのでしょうか。

今日は流山市議会議員うた桜子さんがXに投稿されていた、小児ワクチン接種とネグレクトに関する動画(うたさんの質問と市側のそれに対する答弁)を紹介します。

小児ワクチンを接種させないと判断した保護者の方たちは、全体から見ると、まったくの少数派で、大変肩身の狭い思いをされ、ご自身の意思を表示しにくい状況だと思います。

ワクチンは小児科クリニックの貴重な収入源。小児科ではワクチンを強力に勧められるでしょう。

でも、上掲の動画でも説明されているとおり、ワクチンはあくまで「勧奨」であり、保護者側の「努力義務」であり、突き詰めれば「任意」のワクチン。接種を決める前に、是非この動画などをご覧いただければと思います。

以下は動画の質問と答弁を文字に起こし、資料画像を挿入したものです。

◇  ◇  ◇

うた議員の質問:
2番。小児ワクチンについてです。(1) 小児ワクチンの接種回数や種類は年々増加傾向にあり、現在は生後2か月から30回にも及ぶ定期接種数となっている。しかしながら、一部のB型肝炎ワクチンや3種混合ワクチン、生後6か月から任意接種も可能となっているインフルエンザワクチンには、水銀系保存料のチメロサールという成分が入っており、発達段階の脳への影響がないか心配する人もいる。また、ワクチンを不活化するためにホルマリンという発がん性物質も入っており、ワクチンそのものよりもその添加剤に不安を抱く人もいる。

補足します。ホルマリンといえば、遺体を保存するホルマリン漬けということで、思い出されると思うんですけれども、ホルマリンはWHOに属する国際癌研究機構において、「おそらく」ですとか、「可能性がある」というレベルではなく、最も強いアスベストやカドミウムと同レベルの発がん性があると断定されるグループのうちに分類されています。

補足資料1をお願いします。

Uta_sakurako_shiryo_1

こちらはですね、厚生労働省がチメロサールに関する添付文書として載せている資料です。チメロサールは体内でエチル水銀に分解され、水俣病の原因で神経障害を起こすことで知られているメチル水銀と同じ有機水銀である。1990年代にワクチン中のチメロサールと自閉症等の発達障害との因果関係が指摘されたという経緯があります。

そして資料2をお願いします。

Uta_sakurako_shiryo_2

こちらは現在使用されているビームゲンという販売名のB型肝炎ワクチンです。発がん性物質のホルマリンと、体内で有機水銀に分解されるチメロサールが入っています。また、点線で示されている水酸化アルミニウムですが、アルミニウム化合物は以前からアルツハイマーなどの記憶障害の報告がされています。

資料3をお願いします。

Uta_sakurako_shiryo_3

こちらはインフルエンザワクチンの添付文書です。希望があれば、生後6か月から打てるものなのですが、こちらもホルマリンとチメロサールのセットが入っています。

次の資料4をお願いします。

Uta_sakurako_shiryo_4

4種混合のワクチンと、子宮頸がんワクチンの添付文書です。4種混合には発がん性のホルマリンと、点線で囲ってあるようにアルミニウム化合物が2種類入っています。子宮頸がんワクチンのサーバリックスにもアルミニウム化合物が入っています。子宮頸がんワクチンは記憶障害、全身麻痺や歩行障害などの有害事象も報告されており、今現在も訴訟中になっています。こういった神経毒が報告されている金属が多数添加剤として入っています。

また、子どもの場合は排泄機能としての腎臓や解毒機能としての肝臓がまだ未発達のため、大人のように排泄や解毒ができず、神経に障害をもたらしてしまう傾向がありますので、大人はよくても、単純な体重換算では上手くいかないということがあります。

そして、資料5です。

Uta_sakurako_shiryo_5

こちらは通級指導を受けている児童数の推移です。ご覧のように、ある時期を境に、ADHDといわれる注意欠陥障害、学習障害、自閉症、情緒不安定がものすごい増加傾向にあります。平成17年まではすべてまれな情緒不安定のカテゴリーだったのですけれども、それ以降は、自閉症や学習障害など、顕著な違いが現れたため、カテゴリー名が増えました。

ここでとても懸念すべきところは、今、少子化で児童数は減っているんですよね。児童数は全国的に減っているにもかかわらず、発達障害の子どもの数が増加しているということで、これをパーセントで換算すると、とんでもない増加傾向が見られることになります。この事実は大変深刻な事態だと私は考えます。

以前は使用されておらず、ここ2、30年で使用されている神経毒と報告されている物質いえばですね、ワクチンに限らず、他にも、最近の食品添加物には、神経毒が報告されている人工甘味料ですとか、ネオニコチノイド系の残留農薬、それからタール系色素の着色料などがありますので、疑わしきものは排除するに越したことはないと考える人がいるのは事実です。資料を終わります。

以上のことから、いくら専門家から「人体に影響がないほど微量だ」と説明を受けても、発達障害が増加傾向にある中、わずか生後2か月から始まる小児ワクチンを我が子に打たせることを慎重になる保護者もおり、打たせないという理由を説明するのを躊躇してしまうというケースがあります。私もですね、今添付文書を見せたりですとか、グラフで説明したり、結構説明に時間がかかっていると思うのですけれども、さすがにここまで説明するのは躊躇してしまう方が多いと思います。

こちらを踏まえて以下を問います。

ア)小児ワクチンを打たせない家庭に対して、市から接種勧告があるそうなんですけれども、それはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

イ)保護者が小児ワクチンを打たせない決断をした場合、虐待行為(ネグレクト)と判断されてしまうのでしょうか。

ウ)保育や教育現場において、小児ワクチンを打っていないことで注意され、肩身の狭い思いをしている保護者がいるのですけれども、その保護者がネグレクトと判断されることはあるのでしょうか。

以上ご答弁をお願いします。

伊原健康福祉部長の答弁:

私から、「2. 小児ワクチンについての(1)ア)、イ)についてお答えします。はじめに、「(1)ア)小児ワクチンを打たせていない家庭に対して、市から接種勧告があるそうだが、それはどのようなものが挙げられるか」についてお答えします。定期予防接種については、予防接種法第8条および第9条の規定において、市が予防接種の勧奨を行うことや対象者が予防接種を受ける努力義務が定められています。この規定に基づき、市ではハガキ等により、接種機関(期間?)や接種方法等を記載した勧奨通知を送付していますが、勧告するためのものではありません。接種勧奨通知を送付しているワクチンは、麻しん・風しん混合ワクチン、HPVワクチンおよび日本脳炎ワクチンとなっています。次に「イ)保護者が小児ワクチンを打たせない決断をした場合、虐待行為(ネグレクト)として判断されるか」についてお答えします。予防接種が未接種であるという理由で虐待と判断することはありません。以上です。

竹中子ども家庭部長の答弁:

私から「(1)ウ)保育や教育現場において、小児ワクチンを打っていないことを理由に、その保護者がネグレクトと判断されるのか」についてお答え致します。保育所や学校現場には、いわゆる虐待行為(ネグレクト)として判断する法的な権限はありませんけれども、小児ワクチンを打っていないことをもって市に虐待通告することはないと承知しております。以上でございます。

うた議員:

ご答弁ありがとうございます。勧奨と勧告の違い、よく分かりました。そして、健康増進課、保育課、学校教育課において、小児ワクチンを打たせない保護者をネグレクトと判断しないこと、大変安心いたしました。このことはかなり多くの方が心配していまして、これを公に言っていただけるということで安心すると思います。ありがとうございます。

今回私に相談した流山市民の方からは、クリニック名は伏せますけれども、3か月検診で流山市の小児科のクリニックに行った際に、推奨される月齢までの予防接種を受けていなかったことで叱られてしまいまして、市の検診以外では診察しないという威圧的な態度で言われたと伺いました。一応、医師法19条1項には「診察に従事する医師は診療・治療の求めがあった場合には、正当な理由がなければこれを拒んではいけない」とありますけれども、やはり子どもが小さいうちは、病院にかかることもありますので、検診は定期的に行きたいけれど、予防接種のことで叱られることや、それに対しておびえることなく、安心して平等に医療を受けたいと願っておりましたので、現場の医療従事者にもその認識が行き渡ることを要望しておきます。

次に子ども家庭部、学校教育部に2点再質問です。

保育園入園審査の際に、市への提出書類に予防接種歴の記入があるということなんですけれども、接種の有無で審査に不利になることはありますでしょうか。また、保育施設や学校の教職員の中には、小児ワクチンを受けさせない保護者は怠慢だという考え方の先生もいらっしゃるということなんですけれども、保育課や市の教育委員会からそれぞれの学校に情報の共有をしていただきたいのですが、そちらは可能でしょうか。

ご答弁よろしくお願い致します。

竹中子ども家庭部長の答弁:

私の方は最初の2点についてお答えします。保育所利用申込書の中に健康連絡票というものがありますけれども、その中に予防接種の接種履歴を記入していただいておりますが、小児ワクチンの予防接種をしていないことによって入所の審査に不利になることはございません。次に小児ワクチンを受けさせない保護者は怠慢だと考える保育士がいるのではないかという問いですけれども、保育現場において保育士はワクチンが勧奨であることは認識しているものと考えておりますが、麻疹の感染事例報告があった際などの注意喚起の際にワクチン接種が勧奨であることの一文を入れるなど周知方法を検討させていただきます。以上でございます。

南学校教育部長の答弁:

私から1点、「小児ワクチンを受けさせない保護者は怠慢だという考え方の先生もいる可能性がある」という内容の再質問にお答えします。学校においては小児ワクチン接種が勧奨であることは理解しており、小児ワクチンを受けさせないことが、保護者の怠慢であるとの考えにはならないと認識しております。しかし、このようなことがないように、あらためて学校の方と情報共有を行いたいと思います。以上です。

うた議員:

ご答弁ありがとうございます。接種履歴が入園の審査に関係ないということも安心されることが多いと思います。そして、そういった先生などがいるかもしれないということに関して、周知、情報共有をしていただけるとのこと、どうぞよろしくお願いいたします。

よく、ワクチンを打たない人というのは、ネットに転がる都市伝説とか、カルト信者とか言われることがあるんですけれども、今も添付文書、分析の結果をお見せしたとおり、そのように判断する人がいるということで、お互いの判断を尊重できるような社会になればと思いまして、そういった指導者ですとか、教育・医療従事者の方が増えればと思いましたので、今回の質問をさせていただきました。

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