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2024年11月 8日 (金)

ジャングル・ブック(1994年版)

過去記事で、1967年のアニメ映画「ジャングル・ブック」で使われている「ベア・ネセシティーズ」という歌を取り上げましたが、今日は同タイトルの1994年実写版について書きたいと思います。

 YouTube: 映画CM 「ジャングル・ブック」(1994) 日本版予告編 The Jungle Book japanese trailer</p>

【あらすじ】

舞台はイギリス統治時代のインド。インド人ガイド、ナトゥーとその息子モーグリ(5歳)は、英国軍の探検隊をジャングルに案内していたが、探検隊の隊員が食べる分以上に動物を殺したため(ジャングルの掟に背く行為であるため)、虎たちの王(シア・カーン)が怒り、キャンプ地を夜襲。その大混乱でモーグリは子オオカミとジャングルの奥深くに取り残される。

モーグリはクロヒョウ(バギーラ)の案内によりオオカミの群れで暮らすことになる。バギーラが見守る中、子オオカミ、友だちになった子グマ(バルー)とともに、たくましく成長していく。

青年になったモーグリは、ある日、幼なじみと偶然ジャングルで再会し、これがきっかけとなって再び人間と接触するようになる。

ジャングルには廃墟となった古代都市の神殿があり、そこには山のような財宝が眠っているという伝説がある。

強欲な一部の軍人たちが無理矢理モーグリにそこまで道案内させるが、宝を狙う者は命を落とすという言い伝えのとおり、ひとり、またひとりと非業の死を遂げていく。

この1994年版では他の「ジャングル・ブック」とは違い、主人公のモーグリが青年になっており、動物もリアルで人間の言葉を話さず、独特のストーリー展開になっています。

最初、違和感があったのですが、慣れてきたら、他の版より映画の世界に強く引き込まれました。

モーグリ役のジェイソン・スコット・リーは動物との相性の良さでオーディションなしで選ばれたというだけあって、動物とのシーンが自然でとても良かったです。

動物たちもアニメのような可愛さはありませんが、リアルな分、迫力があり、熊、虎、狼、猿、蛇をはじめ全部で52種類の動物が登場して映画を盛り上げています。

また、財宝の山が眠る廃墟には、宝物を守るための仕掛けが色々とあって、インディジョーンズみたいなところも個人的にすごく好みでした。

全体的に面白かったのですが、特に印象に残ったのは、英国軍人がモーグリに中世の武器について説明するシーン。

軍:これを相手の腹に突き刺し、ちょっとひねると相手の腹を裂くことができるんだ。

モ:そして、その人を食べる?

軍:もちろん食べない。

モ:その人があなたを食べようとした?

軍:いいや。

モ:なぜその人を殺す?

軍:敵だから。

モ:敵って何?

軍:自分を憎んでいる人のことだ。

モ:憎む?

モーグリは

殺しが許されるのは、食べるときと、食べられそうになったときだけ

という「ジャングルの掟」に従って生きてきたので、「敵であれば殺してもいい」という考えが理解できません。

同様に、人間界のルールに従って生きてきた軍人も、モーグリの言っていることが理解できず、悲惨な末路をたどることになります。

原作に忠実でないとして批判する声もあったようですが、「ジャングル・ブック」の主要キャラクターが登場する続編として見れば違和感なく楽しめると思います。

残念ながら、日本語吹き替えや日本語字幕のDVDなどは販売されていないようですが、とりあえずYouTubeで英語版が見られます。

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