癌は悪者ではない

先日、知人が癌を再発し、抗がん剤治療の副作用で大変という話を聞きました。

こういう話を聞くたび、世間と自分の考え方の違いを思い知らされます。

今日は、マーカスさんの本、Heal Yourself 101の「細菌、ウイルス、癌は悪者ではない」（BACTERIA, VIRUSES AND CANCER ARE NOT THE BAD GUYS）の項を翻訳して、癌について考えていきたいと思います。

だれでも体の中に癌細胞、サルモネラ菌、大腸菌、カンジダ、エイズ、寄生虫を抱えている。例外はない。生きていれば当然のことだ。普段は休眠状態で、自分の仕事をする機会をうかがっている。

僕たちがまず認識しなければいけないのは、細菌、ウイルス、癌などは悪者ではないということ。

彼らは生命体の清掃作業員なのだ。彼らの仕事は弱って死にかけている有害なものを食べること。そして、生命体を土に返し、リサイクル可能にすること。

病気で瀕死の状態にあるものだけがリサイクルの対象となる。体が健康で清浄であれば、リサイクルの対象がなく、彼らはやることがない。

甘ったるく、ねっとりとした、生命力のない食べ物を食べていると、体が弱っていく。

肉のように人間が完全に消化できないものを食べれば、体内で腐敗しはじめ、体は毒にまみれて弱っていく。

体内の弱った細胞や部位には、それぞれ担当の清掃作業員がいて、細胞や部位が弱ると、担当者が仕事を開始し、その弱った部位を食べ始める。

体の持ち主である僕たちの仕事は、体のあらゆる部位を清浄で、健康な状態に保つことだ。

現代社会では、マスコミの洗脳により、癌は「悪」、「敵」、「闘うべき相手」と考えがちですが、実際は、ただの「清掃作業員」なのですから、体の中からゴミを取り除いてしまえば、出番はなくなります。

最初の兆候は、疲労感、気分変動、体臭、口臭、歯ぐきの出血、かゆみ、カンジダ膣炎、水虫など。

次の兆候は悪臭を放つおなら、大便。

悪臭が出るということは、体内で何かが腐っているということだ。

（100％ローフードで体内が清浄な状態であれば排泄物は臭わない。）

考えてみてよ。その臭いは何だと思う？ 君の体の中で何かが死にかけているということだよ！

死骸には普通、細菌、ウジ虫、寄生虫、カビ、真菌がいて、死骸の分解を促進しているよね？

体の中も同じだ。

車の内部にあるサビのようなもので、内部にサビが発生すると、最終的にはフレームやボディにまで広がっていく。

まだ間に合ううちに止めるんだ！

腐敗物で満杯のゴミ袋のようになってはダメだ。

癌というと、「転移」とか「再発」といった言葉をよく聞きますが、全身がゴミだらけだったら、あちこちに清掃作業員が必要だし、ゴミがあるかぎり、何度でも清掃が必要になります。

自然はその計り知れない、素晴らしい設計により、強い適者のみが生存するようになっている。

病弱な者が繁殖を続ければ、いずれ種は絶滅する。

したがって、強い者だけが生き残るよう、自然は保険として、各生命体に自己破壊メカニズムを組み込み、自分を正しく取り扱わないものには、この仕組みが作動するようにした。

過去記事（弱肉強食）でも同様の話をしていますが、やはり適者生存。生き残るためには、体の正しい取り扱いが鍵となります。

癌細胞を責めてはいけない。彼らは悪者ではない。自分の仕事をやっているだけだ。

その証拠に、癌は無作為でも伝染性でもない。

体・思考・精神に何らかの弱点がある者を選んでいる。

飲食物だけでなく、口に出す言葉（否定的なアファメーション）や思考（絶望、怒り、不安、悲しみ、恨み、恐れ、嫉妬、憎しみなど）にも注意すること。

後ろ向きな思考は人を蝕んでいく。

物事の明るい面を見よう。生き残れるか否かは、まさにこれにかかっている！（関連記事：暗い方面は決して見ないで光明輝く方面をのみ見る）

自分を哀れむのはやめよう。これは後ろ向きな思考であり、自己憐憫は自殺行為だ。被害者ぶるのはやめること。（関連記事：
自分の内と外にあるネガティブ要素）

だれだって楽しい話が好きなんだ。お涙ちょうだい話なんて聞きたくないよ。

だから、他人に同情を求めるのはやめること。

同情を求めるということは、相手の気分を下げるということだよ。

何のためにそんなことをするの？相手も自分のようにみじめな状態になってほしいから？

癌は生活習慣病とよく言われ、健康志向の人はついつい物理的な肉体に目を向けてしまいがちですが、物事の見方、考え方、そして体の外まで広がっているエネルギー体（魂や霊といってもいいかも）も健康でないとダメなんですよね。

とはいえ、食事や生活習慣を見直すことで怒りっぽいところや悲観的な見方が改善した経験から、まずは体の痛いところ、不快なところを治すことから始めるのがいいのではないかと思っています。

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