ローフードには生肉も含まれるのか?
ローフーディストにはなりたい。でも、肉が大好き。加熱調理をしてはいけないというけど、生なら肉を食べてもいいの?
マーカスさんのところには、こんな質問をしてくる人がいるみたいですね。
日本でこういうことを考える人はほとんどいないと思いますが、念のため、今日は、マーカスさんの本、Heal Yourself 101でこの質問に回答している部分を翻訳して紹介します。
イヌ、ネコ、トラ、ライオンなどの肉食動物であれば、生肉もローフードに含まれる。
けれども、人間はそのような体にはなっていない。肉食動物の胃酸は人間の胃酸よりも10倍も強力だ。
肉食動物を見ていれば分かるよね?毛や羽、骨がついたまま、よく噛まずに丸呑みしている。
彼らの胃酸は非常に強力なので、獲物を丸ごと溶かすことができる。こんなことは人間にはできない。
肉食動物の消化管は非常に短いので、消化管の内容物が有毒化する前に素早く体外に排出できる。
一方、人間の消化管は非常に長いので、肉は腐敗、発酵し、病気を引き起こす。
もちろん、人間も肉を食べて生き延びることはできるけど、それは、必要に駆られて生き延びるために取る非常手段だ。
本物の健康のための食べ物ではない。多くの動物は、そうしなければならないときだけ、他に食べるものがないときだけ、他の動物を食べている。ヒグマはほぼ完全に菜食だ。主にベリー類や葉を食べている。
ちなみに、1インチ四方の生肉には通常、10,000個以上の寄生虫の卵や幼虫が含まれており、体内に入れば、それが孵化・成長することになる。
野生の動物は超強力な胃酸により寄生虫から守られている。(関連記事:人体における酸性とアルカリ性(その1))
だが、人間に飼われている動物はそうはいかない。缶詰、キブル、加工食品によって胃酸が弱くなり、人間と同様、寄生虫の問題に悩まされる。
高濃度の動物性タンパク質の処理に大量のカルシウムが必要になるため、動物性食品の多い食事は腎臓を石にしてしまう(植物性タンパク質ではこうはならない)。(関連記事:タンパク質はどこから取る?)
動物性食品は糖尿病の原因の筆頭になっている。動物性食品に含まれる飽和脂肪により、人間の細胞やインスリン受容体は詰まり、インスリンが糖分の細胞内への進入を阻むからだ(インスリン抵抗性)。(関連記事:動物性脂肪と糖尿病)
肉の摂取量の最も少ない文化圏が最も長寿となっている。ブルーゾーン(長寿地域)の人々は、肉はわずかしか食べない。これが何を意味するか、よく考えてほしい。
生肉、危険ですね。でも、加熱しても人間の体には向いていません。(関連記事:加熱調理の歴史、人間本来の食性)
こういうことを言っても、世間の多くの人は聞く耳を持ちません。自分が信じたい情報を信じて肉を食べ、病気になっていくのでしょう。
今、世界統一政府(超管理型社会)を目指す勢力は畜産業を破壊し、昆虫食や人工培養肉など、さらに危険な方向に誘導しようとしています。
ひとりでも多くの人が肉食の問題に気づくことを願っています。
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