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2023年4月21日 (金)

誘惑に負けないための工夫

ローフード生活を続けるためには、さまざまな誘惑に打ち克つ必要があります。

なかでも「加熱料理」の誘惑というのが、ローフーディストにとっていちばん厄介です。

加熱料理を食べながら時々ローフードぐらいのときは気づかなくても、ロー率を上げよう、あるいは完全にローフードだけにしようとすると、この誘惑の恐ろしさ(笑)に嫌でも気づくと思います。

私も試行錯誤してきました。

ローフード100%を徹底している人の中には、キッチンからガスコンロを撤去してしまう人もいます。

以前このブログの過去記事にコメントをくださった方もガスコンロをもたない生活にチャレンジ中とのことでした。

私も今住んでいる集合住宅に引っ越してきたとき(9年前)、ガスコンロをどうするか悩みました。

それ以前は3口のビルトインガスコンロだったのですが、ここはガステーブルを置くスペースがあるだけで、ガステーブルそのものは自分で用意しなければならないという賃貸住宅。

ローフーディストとしての決意が試されました😂

加熱調理を全くしないとしても、ハーブティを飲んだり、エネマのためにお湯は必要。

電気湯沸かしポットを買って、水を沸騰させればいいかなとも思ったのですが、マーカスさんがハーブティ作りのため、コンロは1口は残したと言っていたので、私も真似して、1口のコンロを購入。

菜食を始めた頃(2005年)は、3口のガスコンロに加え、魚焼きグリル、電子レンジ(オーブン+トースター機能あり)、炊飯器、自動パン焼き器に、鍋釜類も大小数種類のステンレスやホーローの鍋、圧力鍋、土鍋、フライパン、焼き網といった具合で、割と普通のキッチン装備だったと思います。

その後2回の引っ越しを経て、調理器具も徐々に整理され、今では1口コンロとガラス鍋2つのみ。ステンレスは良くない(「毛髪ミネラル検査を受けてみた」参照)と知り、VISONSのソースパン(1.0L)とクックポット(2.5L)を使っています。

Visions_saucepan_10l_cookpot_25l

これだけ不自由な状態になれば、さすがに意志の弱い私でも、加熱料理を作らなくなるだろうと思いきや、「食べたい!」と思うと、あれこれ工夫して作っちゃうんですよね...(誘惑に負けないための工夫だったはずなんですが...💧)

ま、焼くとか炒めるとか揚げるとか、そういうことはさすがにできないので、煮炊き程度。玄米菜食をやっていた頃とは次元が違いますが、ローフードよりはやっぱり重いです(おなかにどーんと来ます)。

だから、装備をそろえないということに加え、加熱料理に使う食材を買わないということも重要なんですよね。手元にあるとどうしても食べちゃいますから。

ただ、こういう極端なことができるのは、ひとり暮らしとか、同居家族も全員ローフーディストという場合のみで、加熱料理を食べる人が同居していると、こんなことはできないでしょう(アネットさん宅みたいにキッチンが2つあれば話は別ですが)。

トーニャさんは、ご主人と息子さんのために加熱料理を作りながら、強靱な意志の力で自分ひとりローフード生活を貫いていましたが、同郷のヴィクトリア・ブーテンコさんのところは一家全員ローフーディストでうらやましい、と本(2003年発行)に書いていたので、いろいろご苦労があったのだと思います。

しかし、そんな苦労をしていたトーニャさんは今でもローフーディストですが、一家全員ローフーディストという恵まれた環境にあったヴィクトリアさんはローフーディストをやめてしまっています。

結局は、環境より何より意志の力なんでしょうね。

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コメント

わかります、その気持ち。

自分の場合は、およばれされた時と、見知らぬ場所に行ったときは、その土地の珍しいものを食べるという形で、加熱食は許容しています。

なまじっか、ゼロにしないほうがいいようです。

一人暮らしを再開して、調理器具はブレンダーとフードプロセッサーだけです。

けど、食べたい気分が高まってしまうと、結局惣菜とか買ってしまうのですね。

その頻度・分量はだいぶ減りました。ご飯ものを食べると、かえって飢餓感・飢渇感があるので、次第に遠ざけるようになっています。

あと、手製ブリスボール(素材はデーツや干し柿、ナッツ、ココナツチップス)は、お菓子や加熱食への渇望をいくぶん和らげてくれます。デハイドレータ処理しないドライフルーツはOKにしています。いいですよ、ブリスボール。

投稿: すずき | 2023年4月24日 (月) 15時09分

>すずきさん
こんばんは~。コメントありがとうございます!

>調理器具はブレンダーとフードプロセッサーだけ
おお。徹底していますね。コンロもなし?

>ご飯ものを食べると、かえって飢餓感・飢渇感がある...
確かに。食べているときは美味しいけど、食べた後がねぇ。

>ブリスボール
知らなかったので、調べちゃいました(^^ゞ
美味しそうですね。
ただ、残念ながら、私は歯にくっつく系のドライフルーツが食べられないのです(T-T)
銀歯だった頃は大丈夫だったんですが、金属を外してセラミックとレジンにした後、デーツを食べていたら、詰め物が取れちゃいまして...。
そんなワケで、ブリスボールは無理そうですが、自分に合った渇望対策メニューを考えたいです。

投稿: すずきさんへ | 2023年4月24日 (月) 19時42分

1人暮らしは、今年秋まで滞在のワーケーション先なので、コンロもなしですね。ハーブティーは水出しなので(ワーケーションが終わっても、新居で1人暮らしを続けますが)

セラミックとレジンでデーツ食べると、詰め物取れるのですか~。自分もセラミックで詰めようと思っていたので貴重情報です♪

投稿: すずき | 2023年4月25日 (火) 01時04分

>すずきさん
おはようございます。お返事ありがとうございます!

>ワーケーション
こんな言葉があるんですね。旅行だけでは分からない経験ができそう。移住先を探すのにも良さそうです。

>セラミックとレジンでデーツ食べると、詰め物取れるのですか~。
これは私の場合、それも特定の歯だけなので、一般化はできないと思います...(^_^;)
10本詰め直して、トラブルが起きたのは1本だけです。
この歯、2回も取れているので、何かあるのだと思います。
今度、記事にしますね(^_^)

投稿: すずきさんへ | 2023年4月25日 (火) 10時47分

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