甘味料2
Heal Yourself 101(第3版)には次のように書かれています。
甘味料
甘味料として僕はよくデーツをカットして使っている。サラダやスムージーなど何にでもよく合う。繊維が非常に豊富なのでデーツだけでも食事になる。マンゴーもすばらしい甘味料になる。
ステビア、ラカンカ(羅漢果)、エリスリトールは画期的な新甘味料だ。これら3種の甘味料はGI値を上げず、他の糖類のように膵臓に負担をかけない。カロリーゼロで、GI値ゼロ、インスリン反応ゼロ。太らないし、病気を増大させることもなく、体に良い。
僕の個人的な感想として、ステビアは妙な味がするが、その他の2つを一緒に使うと素晴らしいものになる。MarkusSweet.comで健康的で風味の良いラカンカ・エリスリトール甘味料(Markus Sweet )を販売している。
メープルシロップは少量ならOK。加熱されているが、少なくともそれ以上の加工はされていない。体内に寄生虫がいる場合は摂取しないこと。
アガベシロップは砂漠に生えている植物から作られている甘味料で、登場した当初はローフーディストの間で大ブームになったが、その後、果糖(フルクトース)が高フルクトースコーンシロップ(異性化糖)のほぼ2倍含まれ、加工度も高いことが明らかになった。
一方、パイナップル(およびその果汁)の果糖は甘味料としては最も量が少ない。甘みづけにはパイナップルのほうがはるかに良い。
生命に関わる疾患を患っているなら、あらゆる糖類(アガベシロップ、メープルシロップ、蜂蜜、ヤーコンシロップなど)を避ける必要がある。みんな食べ物に風味(味わい)を求めるけれど、治癒が行われている間は控えなければならない。
欲しくて欲しくてたまらないものというのは、体内で増殖している寄生虫、癌、ウイルス、バクテリア、イースト菌、かび、真菌なども欲しがるものだからだ。糖類はこういう「招かれざる客」にエネルギーを与え、さらに増殖させることになる。
私は果物が大好きなので、果物を食べ続けるために甘味料は控えるという方針でやってきました。でも、膵臓に負担をかけているのは果物でも同じなので、果物の量を減らすべく、GI値を上げないという甘味料を試してみることにしました。
日本で買えるもので何か良さそうなものはないかと物色していたのですが、これまであまり調べてこなかった分野なので、よく分からず、とりあえず、試しにエリスリトールとステビアの甘味料を購入。
開封して味見したら、確かに甘い。そして、その後、なんかスッとするような感じ。ローズヒップティー(ホット)に入れて飲んでみたら、普通に甘いハーブティという感じになりました。それを飲み終わった後、また少量を取って味見したら、今度は苦味が来ました。なんか不思議な甘味料です。
ネットでステビアについて調べていた際、米国やEUではステビアの甘味料を禁止しているという日本語の記事を発見。びっくりして、FDA(米国食品医薬品局)のサイトを見に行きました。
FDAはステビアを「承認」はしていないものの、GRAS通知という制度(製造業者等が一般に安全と認められるという書類をFDAに提出する)で提出された書類に対し、異を唱えていないと言っています。但し、ステビアの葉および加工されていないステビア抽出成分を甘味料として使用する目的で米国に輸入することは認められていないとのこと。
なので、私が購入したような加工品はFDAでも問題視されないと思われます。
それに、FDAって、アスパルテームやサッカリン(健康志向の人たちは絶対口にしないであろう有害な甘味料)を承認しているところですよね? 最近流行りの遺伝子治療薬なんかも緊急承認してるし、職員の給料はファイザーから出ているという噂もあったり...。FDAの承認がどこまで当てになるのか...。
あと、エリスリトールはトウモロコシが原料らしいので、遺伝子組み換えの問題もちらつきますが、マーカスさんの商品は非遺伝子組み換え(Non-GMO)だそうで、私が日本のお店で買ったものも「非遺伝子組み換え」と書いてありました(まだ使い始めたばかりで、良いかどうか分からないけど、参考までに下に商品リンクをはっておきます)。
エリスリトールを使うと価格が抑えられるようで、私が買ったものの成分比はよく分かりませんが、エリスリトールがステビアより先に記載されているので、エリスリトールの含有量のほうが多いと思われます。ラカントSなども、99%以上エリスリトールで、ラカンカはおまけ程度らしい(こちらのエリスリトールも非遺伝子組み換えのようです)。
日本のお店ではステビアの葉を売っているところもあったので、葉っぱのほうが安全でしょうか?(FDAの逆張りでいく?)
今のところ、1日に小さじ半分~2杯ぐらい(イライラしてくると増えるw)ですが、将来的には、甘味料を卒業して、果物を少量だけ取るという方向に行きたいと思っています。
|
| 固定リンク | 47
「食材・調味料」カテゴリの記事
- 冬こそローフード(2024.11.22)
- 植物性タンパク源リスト(2024.09.06)
- 豚熱とピギーソイ(2023.09.08)
- しゃっくりを急いで止めるには?(2023.08.11)
- マコモ(真菰)(2022.10.14)
「Markus Rothkranz」カテゴリの記事
- 胆嚢・胆汁・胆石(2024.10.18)
- エストロゲン(2024.10.11)
- カロリーや脂肪を燃焼させるならウェイトリフティングよりウォーキング(2024.09.13)
- 植物性タンパク源リスト(2024.09.06)
- こむら返りの原因と対策(2024.08.16)
コメント
興味深い情報ありがとうございます。
エリスリトールを3年くらい前に1kg買いしましたが、どうも味に違和感があって、半分くらい消費したところで廃棄した記憶があります。
それ以降、もっぱら日本産の非加熱蜂蜜を使っていました。蜂蜜は3ヶ月前にやめました。デーツも、つまみぐいに走るので購入をストップ。
(ちなみに書籍『はちみつの教科書』では、はちみつバンザイ\(^o^)/。一方で緑黄色野菜には否定的なんですね。いろいろな考えがあるんだなと思いました)
それ以降、特に甘味料は使っていません。果物も、徐々に種類を減らし、今ではリンゴ、レモン、グレープフルーツ、アボカドのみ。これは、スムージーのアクセント&リンゴ変色対策ですね。
週に2回、パイナップルとか季節の果物(今なら梨や柿)を食べています。
果物を完全にやめてしまうと、お菓子に走ってしまう気がします。
最近思うのは、人体は、濃縮された単一の素材をドバッと体内に入れると、拒絶反応というか、歓迎していないんじゃないかなと。
とくに植物油がそう。前は、亜麻仁オイルを飲んでいましたが、今はフラックスシードを食べるという方向に変えています。オリーブオイルもやめましたが、その代わりになるオリーブの生の実が市販されていないので、オリーブ自体ご無沙汰です。
サプリを飲むときは、必ず食事と一緒に摂るようにしています。甘味料も単一の素材ですが、それだけを飲むということはないでしょうから問題ないと思います。
投稿: すずき | 2022年9月17日 (土) 07時31分
> すずきさん
こんにちは~。コメントありがとうございます。
実体験を基にした考察、大変参考になります。
エリスリトール、マーカスさんは(自社の商品については?)体に良いと言っていますけど、やっぱり精製されたものですから、何か未知の悪影響があってもおかしくないですよね。私も長期使用は避けたいと思っています。おっしゃるとおり、単体摂取は危険かも。私は昨夕、果物の在庫がゼロになって、エリスリトール+ステビアを砂糖水みたいにして、飲んじゃったけど、こういうのはやめておいたほうがいいですね...(^_^;)
国産で非加熱のハチミツがあるのですね。ビーポーレンは一時期取っていましたが、蜂蜜はかなり甘そうなので、まだ試したことないです。はちみつ\(^o^)/で、緑黄色野菜に否定的というのは面白いなぁ。胃酸や腸内細菌の状態が悪いと、濃い緑の葉物は消化しにくいので、そういう体の人が書いたのでしょうか。
デーツのつまみ食い。ありがちですよね。私も昔よくやっていましたが、5年前、デーツを食べているときに、歯に詰めていたセラミックがデーツにはりついて取れてしまったことがあり、それ以来、丸ごと食べることはきっぱりやめました。甘味料として使うときはブレンダーで砕いて歯にはりつかない状態にしています。
すずきさんは上手く果物の摂取量を減らしていますね。私もなんとか工夫して安定的に減らしていきたいです。
オイルも取らないほうがいいという声、ありますよね。個人的な体感として、ナッツよりオイルのほうが体へのインパクトが小さい気がして、オリーブオイルは少量取ってきましたが、これも要検討事項だなぁ。
フラックスシードはローストしたものですか? 昔はローのものがありましたが、その後、何か法律が変わったのか、輸入規制でローストしたものばかりになってしまい、ご無沙汰状態です。
サプリを食事といっしょにというのは、マーカスさんも言っていました。私はつい忘れて後からマグネシウムを飲んだりしているのですが、できるだけ食中か、食後すぐのほうがいいのかもしれません。気をつけます。
投稿: すずきさんへ | 2022年9月17日 (土) 17時42分
こんにちは、フィードバックありがとうございます。
蜂蜜は、ヴィーガンにとってはNGなのでしょうけれど、他のあまたの甘味料の中で比べたらOKなのではと思っています。まだ、なにか未解明の効用がある気がします。もしスムージーに入れる甘味料を復活させるなら、自分は蜂蜜だなぁ。日本製の非加熱のね(輸入品は、寒い船のなかで結晶化を避けるため加熱しているらしい)。
ただ自分の場合、蜂蜜であれ、デーツであれ、いったん甘いものを自宅にストックしてしまうと、摂り過ぎてしまうのですね。現状、すっぱり縁を切っておいた方が楽です。
ちなみに、普段読んでいるナショジオには、こんな記事が最近出ています。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/091300423/
フラックスシードは、アマゾンに生のものが売っています(発芽用として輸入販売)。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07Z8MSP68/
最近は、一部の医療関係者の間で、果物に含まれる果糖が目の敵にされていますが、ゼロにする必要はないのではと思います。以前『果糖中毒』という本が注目されましたが、あれは、果糖ブドウ糖液糖といった、業務用の人工甘味料を指しているのですね。あの本には、果物の果糖も駄目とは書いてなかったと記憶しています。
果物の果糖に関しては、今後、医学・栄養学の進歩によっては、見直されるかもしれませんよ。
ではまた
投稿: すずき | 2022年9月18日 (日) 06時08分
>すずきさん
おはようございます。補足解説ありがとうございます!
果物も甘みの薄いものならいいと思うのですが、私の場合、甘みの強いものをたくさん食べる習慣をなんとかしたいという感じですかね。
フラックスシード、びっくりです。こんな抜け道的商品があったんですね。今度買ってみます。
ナショジオの記事はいろいろ考えさせられます。
できるだけ体に負担をかけず、甘い誘惑に打ち克ちたいです。
投稿: すずきさんへ | 2022年9月18日 (日) 08時16分
こんばんは、
ステビア試しているのですね、
私は、血糖値が気になるので以前はエリスリトール
羅漢果も試しましたが、
エリスリトールは腸に悪い(糖アルコール)がだめ、 試したり、ステビアの
葉を煮出したり、
精製してないステビアは美味しくない、苦いし
今使っているステビアは、NOWのステビアを使っています。
一番美味しいこれも中毒かな?
やはり、甘味料は全部やめられたらいいのだけど、
今後の課題です。
のらさん、私もいて座です、エドガーケーシーの本も
持っています。
湿疹の治し方とか、宝石の本とか、
またよろしくお願いします。
投稿: まみ | 2022年9月19日 (月) 21時07分
>まみさん
おはようございます。コメントありがとうございます!
エリスリトール、ステビアの葉、未精製のステビアと、色々試されたのですね。
体験談、とても参考になります。
NOWのステビアというのは、BetterSteviaというシリーズですか? バリエーションが色々あるみたいですね(ちょっと検索で調べただけなので、よく分かっていないのですが...)。
まみさんも射手座でケーシーの本もお読みになっている!(喜)
食材、占い、神秘系その他さまざまな情報を駆使して、お互い健康道を進んでいきましょう。
また、何か耳寄りな情報がありましたら教えてください。
投稿: まみさんへ | 2022年9月20日 (火) 09時59分
こんばんは、
のらさん、NOWのステビアというのは、BetterSteviaです、
リキッドタイプも試しました、美味しかったけど、いろんな味がありますが、わたしは、
コスパが良いので粉タイプを購入しています。
でも今は、値段が高騰していて、4千台から、6千台になり、今ではもっと高くなっています。
中毒物質ですね、白い粉は全てやめたくても、
やめられない、果物も食べたら止まらなくなる時がある
(バナナ)は怖いです。
ステビアに助けてもらっています。
血糖値あげないためにも、羅漢果は食べすぎると
口内炎が必ずでるし、たぶんショ糖が入っているため
キシリトールも、腸に悪いそうです。
白樺由来だとしても。
結構敏感な体質なので、色々試しています。
またよろしくお願いいたします。
投稿: まみ | 2022年9月21日 (水) 22時24分
>まみさん
おはようございます。さらに詳しくお返事ありがとうございます。
>BetterStevia
価格高騰、すごい勢いですね。原料費高騰に加え、円安の影響もあるから、日本で外国製品を購入するのはだんだんと大変になっていくのかなぁ。
> (バナナ)は怖いです。
甘みが強くて、甘い物好きには魅力的な味ですが、本当に注意が必要ですよね。私は昔1日に10本以上食べていた時期があって、今から考えると冷や汗が出ます。
敏感体質は何かと大変だとは思いますが、裏を返せば、悪いものがすぐ分かるので、変な物に深入りしないですみそうですね。
私も自分の体の反応を見ながら、甘味料や甘い物全般と慎重に付き合っていきたいと思います。
投稿: まみさんへ | 2022年9月22日 (木) 09時31分