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2022年7月 1日 (金)

スイカでED(勃起不全)改善

スイカがおいしい季節がやってきました~🍉

先月まだ涼しかった頃は、ちょっと脱線気味だったんですが、ここのところの猛暑でいっきにロー率アップ! 

赤い実も皮も種も丸ごと入れるスムージーが定番ですが、そのままむしゃむしゃ食べることもあります(残った皮はスムージージュースに入れたりしています)。昨日はがっついて食べたせいか、お気に入りの白いTシャツに赤い染みを3箇所も作ってしまいましたが、こちらのサイトの方法を参照して、フロッシュ(洗剤)+セスキ+酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)+クエン酸+熱湯で、無事しみ抜きに成功。ほっとしました。

今日は、スイカの意外な効用についての動画を紹介します(話しているのは、先週に引き続きマイケル・グレガーさんです)。

YouTube: Watermelon as Treatment for Erectile Dysfunction

ハーバードヘルスレター(ハーバード大学医学大学院の医師が健康関連の質問に答えるニューズレター。毎月発行)の最近の記事では、コレステロールが溜まって動脈が狭くなっている男性の4人に3人は、何らかの勃起不全を抱えていると指摘されている。

バイアグラのような治療薬もあるが、一時的な効果しかなく、高額な上、危険な副作用を引き起こす可能性もある。

動脈系の損傷がそこまで進んでしまっている場合、単に錠剤を飲むより、もっと集中的な取り組みを行ったほうが、性機能、心臓血管の健康のどちらにも長期的な改善が期待できる。

植物中心の食事は、性機能と心臓血管の両方の状態を回復させるが、当座の応急処置的な役割を果たす植物もある。

陰茎の血管を拡張させるのは、cGMP(環状グアノシン一リン酸)という物質。バイアグラのような治療薬は、この物質を不活性化する酵素を阻害することで作用する。酵素が阻害されれば、cGMPの量が増え、血流量も増えるという仕組みだ。

しかし、cGMPの量を増やす方法はこれだけではない。逆方向からアプローチすることもできる。cGMPの邪魔をする酵素を阻害するのではなく、cGMPを作る酵素を刺激するという方法。これは一酸化窒素がやってくれる。一酸化窒素はアルギニンから作られ、アルギニンはシトルリンから生成できる。

そこで、私は考えた。シトルリンをたくさん食べたらどうなるだろう?

「(L-)シトルリンの経口補給は、軽度の勃起不全の男性の勃起時の硬さを改善する」(という研究結果がある。)

シトルリンは何から摂取できるか?

スイカだ。

この研究で使用された用量に見合うスイカの量は1日どれぐらいか?

1日に必要なサービング数は3.5(黄色いスイカの場合は、約4倍のシトルリンが含まれているため、必要サービング数は1)。

つまり、1日1回、中ぐらいの大きさのものを16分の1にカットして食べれば、上記の研究で毎月の性交渉の回数が68%上昇したという用量に匹敵する。

スイカを食べて血圧が下がれば、心臓の負担も減り、性交渉の頻度も上がる。

スイカで万事解決。

スイカ、すごくないですか?

上掲の動画のコメント欄には、「長年のEDが改善した!」、「即日効果が感じられた!」といった驚きと喜びの声が寄せられていました。15年間100%ローヴィーガンという50代の男性は、スイカを食べると、性機能が格段に良くなり、18歳のときより、快調だとか。

「単純にシトルリンのサプリを取ればいいんじゃない?」というコメントもありましたが、やっぱり、サプリより本物だと思います。

そして、過去記事に書いたとおり、赤い実だけでなく、皮や種も食べた方がさらに健康になれると思います。(皮のほうが栄養豊富だし、甘みが薄いので、血糖値の上昇もゆるやかになるはず)

EDは、食事内容だけでなく、医療行為や精神的なストレス等も大きく関わっているようなので、いろいろな方向からアプローチする必要がありますが、とにかくスイカを試しても損はないと思います。

女性側もEDを話題にせず、「血液サラサラにはスイカが良いらしいよ」と言えば、パートナーに勧めやすいかもしれません。

Fruit_suika_yellow 黄色いスイカのほうがシトルリンが4倍も含まれているということで、黄色いスイカについて調べたら、スイカの果肉はもともと白や黄色だったそうですね。赤いのは品種改良だそう。やっぱり原種に近いほうがパワーがあるんでしょうか? 今度黄色いのを見かけたら、積極的に買ってみたいです。

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