« デトックスの鍵を握る臓器:腎臓(その2) | トップページ | 約束のネバーランド »

2021年12月17日 (金)

デトックスの鍵を握る臓器:腎臓(その3)

今日はHeal Your Faceをベースにした腎臓の話の最終回です。

腎臓が悪くなっているときの兆候と対策についてまとめます。

Kidneys_and_surrounding_organs

出所:「からだの地図帳」(講談社編)

(上図では、腹膜でおおわれた消化器系の大部分の臓器を取り除き、前方から見ています)

兆候

  • 腰痛
  • 低エネルギー低血糖(糖質依存・炭水化物依存)
  • 副腎疲労
  • 甲状腺機能低下
  • 高血圧
  • 記憶障害
  • 関節炎
  • 脳が100%フル稼動していない
  • 口渇
  • アレルギー
  • 膀胱感染症
  • 低血糖症
  • 頻尿
  • 水分貯留
  • 倦怠感
  • 寒気
  • 発熱
  • 体液貯留
  • 目の下のクマ・腫れ・しわ
  • 循環不良(特に腰)
  • 性欲・性ホルモンの減退
  • 睡眠障害
  • 聴力障害
  • 耳鳴り
  • 腹部の膨満(ぽっこりお腹)
  • 足や足首の腫れ(浮腫)
  • 尿の暗色化
  • 肌の弾力性の喪失
  • あざができやすい
  • 皮膚の黒ずみ
  • 筋肉のけいれんやぴくつき
  • めまい
  • 息切れ
  • 経血過多
  • 貧血
  • 吐き気
  • 結石によって尿路が塞がれると、排尿時に強烈な痛みが走り、血尿、発熱、嘔吐となる
  • 心臓疾患の顕在化(高血圧、発作、脳卒中など)

腎臓は上掲の図にあるように、背中側の腰の高さにある一対の臓器で、血液の濾過や尿の生成を行う「排水処理場」なので、機能しなくなると、あらゆるところに影響が及びます。

年齢を言い訳にして、こういう症状に甘んじている人が大多数だと思いますが、前向きに考えるならば、年齢のせいではなく、単なる生活習慣の誤りなのですから、生活習慣を改善すれば、上記のような症状も改善できるはず。少しでも自力で改善したいという人は、是非以下を参考にしてみてください。

やるべきこと

  • 腎臓に悪いものを断つ!
    • カフェイン
    • 塩辛いもの
    • 甘いもの(ドライフルーツ、甘みの強い果物も含む)
    • 揚げもの
    • 油分・脂肪分の多いもの
    • ソフトドリンク
    • 動物性食品(肉、牛乳・乳製品)
    • パン・小麦粉食品、穀類
    • コーヒー(腎臓の浄化中は緑茶や紅茶も飲まない)
    • 乾燥させた(干した)もの・脱水させた(ディハイドレートした)もの(腎臓の浄化中は種実類も食べない)
  • 果物のジュースは水で2倍に薄める(フルーツジュースは体に良くない参照)
  • ストレスを解消する
  • 断食(断食ができないときは水分の多い新鮮なローフードだけを食べる)
  • きゅうり、りんご、アップルサイダービネガー(非加熱のりんご酢)、柑橘類を多く取るようにする
  • たっぷり眠る
  • 夜更かしをやめる(夜遅くまで仕事をしていると腎臓が疲弊する)
  • 冷たい飲み物は控える
  • 腎臓の部位(腰)を温める
  • フッ化物(歯みがき粉など)を含むものの使用をやめる

腎臓を浄化するには、1~2週間という単位ではなく、数か月は必要とのことです。

「兆候」に腰痛がありますが、断食をして腎臓の排毒が始まったときも腰痛が発生します(断食中の排毒症状参照)。

本では、いったん健康になっても、アンチエイジングや超健康状態の維持には、年に1〜2回、腎臓や膀胱の浄化が推奨されています。

マーカスさんは、午前中に腎臓浄化スムージーを飲んでいると書いてありました(Heal Your Faceは2011年の出版なので、当時はまだ「午後4時まで何も食べない」というスタイルはやっていなかったと思われます)。

腎臓浄化スムージー

【材料】

  • オレンジ 3個
  • グレープフルーツ 1個
  • レモン 2個
  • ライム 2個
  • りんご 2個(酸味のある青りんご。種子と茎を除いたもの)
  • アップルサイダービネガー(非加熱のりんご酢)大さじ3〜5杯

【作り方】

上記の材料をブレンダーで攪拌する。

私は上記のスムージーは作ったことがないですが、国産の柑橘類はシーズンが来るとよく食べますし(ムッキーちゃんが重宝しています)、毎日飲んでいるジュースやスムージーにはレモンを必ず入れています(まるごとレモンドリンクを別に作るのが面倒になってしまったので、最近はジュースを作る際にレモンの皮も投入してしまっています)。

その他腎臓病の改善に役立つもの

  • クランベリー
  • 味噌汁(アルカリ化してくれる)
  • シラジット(フルボ酸)
  • シナモン
  • 生姜
  • ごぼう
  • タンポポ
  • ウバウルシ(ウワウルシ、クマコケモモ)
  • マンザニータ
  • トウモロコシのひげ
  • クリーバーズ・ティー(ヤエムグラのお茶)
  • チャンカ・ピエドラ
  • 甘茶
  • Gravel Root(※和名不明!)
  • クローブ
  • ツボクサ(ゴツコラ)
  • 朝鮮人参
  • コリン/イノシトール
  • イチョウ葉エキス
  • 甘草
  • エキナセア
  • オオバコ
  • トリファラ
  • ジュニパーベリー
  • ピゲアム樹皮
  • フェヌグリーク
  • ルリジサ
  • ラズベリー
  • 海藻

からだに良い食材やサプリを取り入れるのは簡単だけど、からだに悪い生活習慣をやめるのはかなりの覚悟が要ります。

いくら良いものを取っても、病気の原因を作った悪い習慣をやめなかったら、治らないんですよね。

自然治癒力で病気を治そうという人にとっての最大の難関は、この「悪い習慣をやめる」ということだと思います。

※デトックスの鍵を握る臓器シリーズ:肝臓大腸

記事を読んで面白いと思ったら、🢃 の「いいね」(♡)をお願いします!

| |

« デトックスの鍵を握る臓器:腎臓(その2) | トップページ | 約束のネバーランド »

自然治癒力」カテゴリの記事

Markus Rothkranz」カテゴリの記事

コメント

情報ありがとうございます。

目の下のクマはありますねー。

これは過食・浅い睡眠のせいだと自覚しています。

それ以外の「兆候」はないので、腎臓は年の割にいいほうだと思います。

現状、自分の食生活は、1日のあいだにジュース、スムージー、サラダをとるかたち

ジュースに使う果物は、青りんごとレモンのみで。

あとは、野菜と若干の根菜類(ショウガとニンジン)。

以前はパイナップルも。でも、ジューサーの回転を悪くするので、やめました。

ニンジンを使うのは、ジューサーの回転をよくするためです。たまに固いものを入れないと、回転部にどろどろがまとわりついて機能が落ちてしまうのですね。

でもマーカスさんは、根菜類は推奨しないのでどうしようかと。

代わりにゴボウを検討中。

スムージーは割とバナナを多用していましたが、どうしようかな(Raw Vegan Risingの人は絶賛してます)。個人的には、さしておいしくもなく、安いからと惰性で食べ続けていましたが。

腎臓浄化スムージー作ってみます。柑橘類の砂嚢の繊維は、箸ですくって多少取り除くと思いますが。

シナモン、クローブを加えて、と

味噌汁がリストにあるのは意外でした。

サラダの自家製ドレッシングには、味噌や醤油を使うことがあり、たまに豆乳ヨーグルトも使います。

でも、前から「発酵食品はどうなのよ」と疑問がありました。

ローフーディストの人は、おおむね発酵食は前向きに考えていますよね。

投稿: すずき | 2021年12月19日 (日) 09時35分

>すずきさん
こんにちは~。コメントありがとうございます!

>目の下のクマ
これは誰でも不摂生すると出ますよね。
このサインが出たら定着させないよう、悪化させないよう、あわてて生活態度をあらためています。

>現状、自分の食生活は、1日のあいだにジュース、スムージー、サラダをとるかたち
バランスの取れたいい感じのメニューですね。

>ジューサーの回転
私が使っているジューサー(ツインギア)とタイプが違うけれど、なんとなくイメージできます。
私のも、ほうれんそうなど、ねっとりした感じの汁はフィルターが詰まってしまいます。モロヘイヤなんか完全アウト。もしかしたら果物用フィルターに交換すればできるのかもしれないけど、いちいち交換するのが面倒なので、詰まるような食材は避けています。

>根菜類
確かにマーカスさんはニンジンの根の部分じゃなくて、葉を取るよう推奨していますものね。
でも、ニンジンの根がメインでなければOKだと思います。実際、彼の本にもニンジンの根を使ったグリーンジュースの例がありましたし。
ゴボウも結構いいですよ。たくさん入れると不味くなりますが...

>バナナ
シェーンさんはバナナ推しなんですね。私は大好きで食べ過ぎを心配している人間なので、美味しいと感じられないなんてある意味羨ましいです。甘みの強い果物は避けられるものなら避けたほうがいいですから。

>腎臓浄化スムージー作ってみます
おお。私もやろうかな。オレンジやグレープフルーツじゃなく、何か国産の柑橘類で。

>味噌汁
マーカスさんは味噌汁が好きみたいですね。自分で作っているかは不明ですが、飲食店で味噌汁を注文している動画がありました。
私は味噌汁を食べると、ご飯とか和食全般が食べたくなって、塩分の多い加熱食に突進してしまいそうなので、常食は避けていますが、マーカスさんの元々の食習慣に味噌汁はなかったはずなので、新しく取り入れた健康メニューという位置付けなんだろうなと勝手に解釈しています。
ドレッシングに味噌を使うのはローフードと味噌を両立できる良いアイディアですね。

投稿: すずきさんへ | 2021年12月19日 (日) 16時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« デトックスの鍵を握る臓器:腎臓(その2) | トップページ | 約束のネバーランド »