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2021年10月29日 (金)

デトックスの鍵を握る臓器:肝臓(その1)

マーカスさんの本の Heal Yourself 101の主要部分はほとんどカバーしたので、これからは Heal Your Faceの方も詳しく見ていこうと思います。

この本には、タイトルからも分かるとおり、「顔の治し方」が書いてあります。

顔には内部の見えない臓器の異常が表れるので、「内臓が治れば顔も治る」という論理です。

顔というのは全身の状態を示す、車でいうとダッシュボードみたいなところなんですよね。

私もいろいろと顔に警告ランプが点灯しているんですが、飽くなき食欲や怠惰な性格によって警告ランプを無視して、老化現象に負けている部分が多々あります(^_^;)

老化のスピードをできるだけ減速させたいので、Heal Your Faceの内容もおさらいせねば。。。

YouTube: HEAL YOUR FACE naturally without surgery less wrinkles smoother skin

マーカスさんの健康法の基本は、体に悪いものを入れるのを止めて、既に入れてしまった悪いものを排泄(排毒)することです。

そして、その排毒で大きな役割を果たすのが、肝臓、腎臓大腸、皮膚の4つ。

今日は主に肝臓について見ていきます。

皮膚と肝臓

皮膚は肝臓の延長線にある。「外肝臓」とも呼べる。皮膚は巨大な排泄器官だ。肝臓の状態が皮膚の状態であり、皮膚の状態が肝臓の状態だ。

皮膚にシミがある場合、肝臓にもシミがある。果物が傷んで茶色くなるように、肝臓全体に茶色の斑点ができはじめているのだ。

皮膚のかゆみ、灼熱感、うずき、吹き出物、重度の乾燥、湿疹、乾癬、発疹などは、肝臓が有毒なゴミで満杯の状態になっていることを意味する。

皮膚から出てくるものは毒素だ。この毒素が皮膚をヒリヒリさせ、かゆみや乾燥を引き起こす。

きれいな肌を望むなら、まず肝臓をきれいにしなければならない。

そして腎臓も。腎臓も非常に重要な器官だ。肝臓は油溶性の老廃物をろ過し、腎臓は水溶性の老廃物をろ過する。

肝臓の働き

(1)解毒

肝臓は人体のフィルターだ。化学物質、毒素、有毒物質、悪い食べ物などから君を守ってくれている。

食べ物に含まれる保存料、殺虫剤、化学物質その他のゴミがたどり着くところが肝臓。

アルコール、煙、重金属、プラスチックから発生するガス、薬物、鎮痛剤、バクテリアが集まり、寄生虫がたむろしてドンチャン騒ぎを繰り広げている場でもある。

人体内最大の器官で、誕生の瞬間から蓄積された有毒なゴミでいっぱいになっている。

君が最後にこのフィルターを掃除したのはいつかな?

なんでこんなに疲れやすいんだろうって思っていない?

(2)エネルギー源の貯蔵

肝臓は君が食べた炭水化物とでんぷんからエネルギー源であるグルコースを産生する。

グルコースを純粋なエネルギーと考えてみよう。

君の脳はグルコースで動いている。

燃料なんだよ。

ほとんどの人は食べ過ぎている。

過剰なグルコースはグリコーゲンとして肝臓内に貯蔵され、必要に応じてグルコースに戻される。

(3)その他の機能

  • ビタミンB12および鉄の貯蔵
  • ビタミンA、B12、D、E、Kの合成・貯蔵
  • アミノ酸(体内でタンパク質となる)の産生
  • ステロイドおよび性ホルモンの合成
  • 血液凝固因子の生成
  • 食べ物を消化するための消化液を産生
  • 脂肪の分解(胆嚢のために胆汁を産生)
  • コレステロールおよび有害な脂肪の除去
  • バクテリアやウイルスの退治
  • インターフェロン(強力な殺菌剤)の生成
  • 全身に流れるリンパ液(細菌を死滅させるリンパ球や白血球)の大半を産生(体内にあるリンパ液の量は血液の4倍)
  • 免疫細胞の貯蔵
  • その他数百以上の機能がある!

こうしてまとめてみると、肝臓ってすごいですね。

肝臓が不調になったら、そりゃ、あちこち悪くなるよね、と妙に納得してしまいます。

食べ物が血流に入るまでの経路は、

胃 > 腸 > 門脈 > 肝臓 > 血液

の順です。

分解し、必要なものを吸収し、要らないものを捨て、解毒してから血流に入れて全身に回すんですね。

肝臓が上手く働かず、毒が残ったまま血流に入ってしまうと、皮膚から排泄せざるを得なくなり、皮膚に何らかの症状が表れてしまいます。

肝臓が悪くなってもなかなか気づかないけど、皮膚の異常はすぐに気づきます。

だから、ここで「あ、肝臓が大変なことになっている!」という思考になればいいんですけど、大抵の人は、外見さえきれいになれば良いという思考になっているので、薬で症状を抑えようとします。

すると、肝臓にはまたその薬の毒がたまり、処理しきれない毒が血流に入って、皮膚に異常が出て。。。(無限ループ)

この悪循環を断ち切るためにも、原因や対策を押さえておくことが重要です。

本はこの先、肝臓が悪くなっているときの兆候、肝臓が悪くなる原因、肝臓を治すためにすべきことなどが続いていきます。

長いので、ぼちぼち区切りながらまとめていく予定です。

※関連記事

食物アレルギーと肝臓(2015.1.16)

※デトックスの鍵を握る臓器シリーズ:腎臓大腸

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