ジョンさんのアネットさん宅訪問(スプラウトの魅力)
今日はジョン(John Kohler)さんがフロリダ州南部にあるアネット(Annette Larkins)さんのお宅を訪問したときの動画を紹介します。
過去記事のニュース動画でも、アネットさんのお宅が取材されていますが、この動画は、食用植物の栽培に詳しいローフーディストのジョンさんによるものなので、アネットさんが育てている植物を細かく説明しています。
それ故に1時間13分という長さなのですが、さすがに全部は書ききれないので、過去記事には書いてないことで、特に私が興味をもった内容をピックアップしました。
YouTube: 74 Year Old Discovers the Fountain of Youth in Her Garden looks 40
● 前庭
[3:14]
パイナップルを育てている区画には菌類優位の肥沃な土壌を作るため、ウッドチップが敷いてある。
パイナップルの後ろには竹。この竹のタケノコは柔らかく、生で食べられるが、さらにごみバケツや土などをかぶせて日が当たらないようにして固くならないようにしている。
[4:19]
ノニの木。この木の果実は甘くないが、薬効成分がある。これがアネットさんの若々しい容姿の秘訣らしい。木から取らず、完全に熟して地面に落ちたものを使う。チーズのような強い匂いがある。
[7:45]
ブラックベリー。抗酸化物質が豊富で糖分が少ない。
● 裏庭
[10:06]
コラードグリーン(Georgia southern collard greens)。キャベツの仲間。アブラナ科の植物には抗がん性物質が含まれている。
枯れ葉が敷きつめられているので、水分が蒸発せず、水やりを頻繁にしなくても十分な水分が土壌に保たれる。
[11:36]
ハーブ類(鉢植え)。タイム、キューバンオレガノ(斑入り・斑なし)、普通のオレガノ、ミント各種、ルッコラ等々。
ハーブ類には天然のオイルが含まれていて、それが虫除けになっているため、育てやすい。
[14:15]
ネギ類。タマネギやニンニクなどは、球根部分を食べる人が多いが、葉の部分のほうが価値がある。
[16:17]
ひまわり、そばのベビー・スプラウト(収穫段階ではないもの)。トレーで蓋をしているが、このトレーには穴が多数開けられていてその穴から水分が蒸発できるようになっている。
健康に長生きするためには、カロリーは低いが栄養価の高いもの(スプラウト)を摂取することが重要。
[21:05]
小麦若葉、ひまわりの少し育ったスプラウト(収穫段階のもの)。小麦若葉にはクロロフィルが豊富だが、それ以外にも、微量元素など、たくさんの栄養素がつまっている。
アネットさんは、90種類の微量元素を含む、オーシャン・ソリューション(海洋鉱物を注入した天然成分の濃縮液体肥料)を根元に加えて、若葉にそれらの微量元素を吸い上げさせている。このオーシャン・ソリューションを加えると、小麦若葉の味が甘くなるらしい。
● 冷蔵庫
[26:18]
エンドウ豆、アルファルファ、クローバー、緑豆のスプラウト。
1ガロン(約3.8リットル)瓶を使用。水切りがしっかりされていて、瓶の中に水が残っていない。
完熟ノニの実。チーズのような発酵臭がある。種がいっぱい入っている果実は野生に近い証拠。(バナナも野生のものには大量の種が入っている)
アネットさんは、ノニの実をジュースにしている。
(ジョンさん、8分弱、冷蔵庫を開けっぱなしで熱弁...💧)
● ジョンさんとアネットさんの話 [34:01~]
この動画は5年近く前のものなので、このときアネットさんは74歳。間近でアネットさんを見たジョンさんは、その若い容姿に圧倒され、35歳ぐらいにしか見えないと絶賛しています。
アネットさんは21歳で肉食をやめ、それから数年後に食用の植物を育て始めたそうなので、この動画の時点では栽培歴45年のベテラン。
アネットさんはニュースなど、様々な番組から取材を受け、その映像はYouTubeにたくさんありますが、アネットさんが自分の食べ物をどのように育てているかを詳しく説明しているものがなかったため、ジョンさんは自分が取材に行こうと決意したとか。
アネットさんとしても、取材の際には庭の植物を色々見せて説明しても、取材に来た人たちの反応がトンチンカンで、がっかりしてばかりだったけど、ジョンさんは説明しなくても、彼女のやっていることを即座にすべて理解してくれたので、安心して自宅の庭を彼に自由に撮影させたとのこと。
そして、二人ともローフーディストで、自分や家族が食べる植物を長年育てているので、初対面にもかかわらず、ものすごく親近感を感じて、話がはずんだようです。(実際に会ったのは今回が初めてだけど、ネット上でお互いの動画を見て、お互いの存在は知っていたそう)
アネットさんがスプラウト栽培を重視しているのは、「生命力のある食べ物 (living food)」だかららしい。
上掲の動画には、キルリアン写真が出てきます。[50:05]
生きているものはすべて、自らの周囲に独特のエネルギー場をもっているそうで、この現象を可視化したのがキルリアン写真です。
(画像をクリックすると拡大表示されます)
スプラウト、カカオ、有機栽培vs慣行栽培のマッシュルーム、有機栽培vs慣行栽培のブロッコリー、加熱調理後vs生のベビーキャロット、有機栽培vs慣行栽培のトマトのキルリアン写真が紹介されていますが、スプラウトは他の何よりも光り輝いています。
あんな小さなものなのに、生命力は他のものとは比べものにならない強さです。
アネットさんは、よく人から「輝いている」とか「オーラがある」と言われるそうですが、その輝きは、強い光を放つスプラウトのおかげと言えるかもしれませんね。
ジョンさんがアネットさんの家に到着してから、この動画の後半に座って話すシーンまで、二人ともいちども座らず、ずっと立ち話をしていたようなんですが、疲れたとか、座りたいとか、まったく思わなかったそう。生命力のある食べ物からエネルギーをもらっている人たちは、疲れないんですね。アネットさんは睡眠4時間でも元気に過ごせるらしいです。
今日は今年最後の金曜日。今年の更新は今日が最後です。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
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コメント
興味深い話をありがとうございます。
ふと思ったのは、何を栽培するか以上に、とれたて野菜をすぐに食べることが、アンチエイジングの大きなファクターなのかな、と。
10年ほど前から、野菜を冷蔵庫で保存するのがなんとなく嫌になり、今では毎日スーパーに行って食材を買っています。
そして、スーパーの保冷棚にある野菜も避けるようになって考えたのが、「家庭菜園を作ろう」。
地元野菜でないかぎり、スーパーに置かれた時点で、結構日数が経っていますしね。
面倒くさい感じもありますが、野菜づくりにチャレンジしようと思います。
投稿: すずき | 2021年1月 6日 (水) 15時53分
>すずきさん
コメント、ありがとうございます!
>何を栽培するか以上に、とれたて野菜をすぐに食べることが、アンチエイジングの大きなファクター
確かに。ジョンさんも死後数日経過しているスーパーの野菜は自家栽培のものとは比べものにならないと言っていますし。。。
私もスーパーに頻繁に通っていますが、それでも「とれたて」じゃないですもんね。。。
家庭菜園計画、素敵ですね!
こういうお話しを伺うと、私も頑張ろうと思えます。
最近、自家栽培関係の記事は、自分が実践できていないこともあって書いていなかったんですが、これを機にまた少しずつ書いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: すずきさんへ | 2021年1月 7日 (木) 10時19分