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2020年10月 2日 (金)

シュウ酸と腎臓結石

以前、ある人に私がほうれんそうのジュースをよく飲んでいると言ったら、

ほうれんそうにはシュウ酸が含まれていて、結石を作るからやめたほうがいいんじゃない?

と言われたことがあります。その人はほうれんそうは食べないと言っていました。

このシュウ酸と結石を関連付ける件、他の人にも言われたことがありますし、ネット上でも見かけたことがあります。シュウ酸って、そんなに危険なのでしょうか?

今日は、次のマーカスさんの動画をベースにして、この問題についてまとめてみます。

 

YouTube: Oxalates in Plants and Kidney Stones- Relax!

結論から書くと、

ほうれんそうなどの植物に含まれるシュウ酸が腎臓結石を作っているわけではない

そうです。

シュウ酸は、他の物質(特にカルシウムやマグネシウムなどの金属)と結合する性質があり(結合したものはシュウ酸塩といいます)、植物の中に存在しているときから、金属(土壌から吸い上げたもの)と結び付いてシュウ酸塩になっていることが多いので、植物由来のシュウ酸が体内のミネラルと結合して、体内からミネラルを奪ってしまうということはまずないらしい。

また、植物由来のシュウ酸塩が腎臓結石になっているわけでもないそう。シュウ酸塩は、健康な人であれば、尿として出て行ってしまうから。

腎臓結石は、シュウ酸塩になっていないフリーのシュウ酸と体内の余剰なカルシウムなどとが腎臓内で結合してできるものなので、結合相手を探しているフリーのシュウ酸や余剰なカルシウムなどがなければ、腎臓結石はできないとのこと。

じゃあ、フリーのシュウ酸はどこから来るかというと、人工的に合成されたアスコルビン酸。こういう天然のものではないアスコルビン酸は体内で分解されてシュウ酸になるんだとか。

だから、人工的に合成されたアスコルビン酸を使ったビタミンCのサプリは危険。あと、動画では触れられていませんでしたが、清涼飲料水にも酸化防止剤としてビタミンC(人工的に合成されたアスコルビン酸)が添加されているので要注意です。

そして、過去記事に書いたように、カルシウムが体内に過剰にある人というのはたいてい動物性食品やプロテイン、カルシウムサプリなどを取っている人たち。こういう人たちが人工的に合成されたアスコルビン酸を取っていると、腎臓結石になるリスクが高まります。

なので、健康な人で、人工的に合成されたアスコルビン酸やカルシウムサプリ、動物性食品などを取っていなければ、ほうれんそうなどシュウ酸の多い植物を取っても、腎臓結石になることはないでしょう。

そして、ほうれんそうなどを心配するよりも、腎臓その他の臓器をいたわる食事や生活習慣が重要ですね。(動物性タンパク質、でんぷん、糖分などは腎臓を弱らせます。)

とはいえ、既に腎臓病になっている人は、健康体の人とは違う反応をする可能性があるので、シュウ酸の多い植物も避けたほうがいいかもしれません。ただ、その場合でも、果物や野菜が結石患者の健康回復に大いに役立つという研究結果が複数あるので、シュウ酸が少ない果物や野菜(特に柑橘類や青菜)を生で取ることが効果的と思われます。

◇   ◇   ◇

以下は、上掲の動画を見ながら、私が日本語でメモした内容です。

マーカスさんが20分間勢いよく話していることをそのまま文字にして並べているので、かなり長い。。。英語を翻訳しているので、ちょっと読みにくい。。。

なので、このメモは載せないつもりだったんですが、このトピックに興味があって、詳しい情報を知りたい方の助けになるかなと思ったので、とりあえず、載せておきます。

植物由来のシュウ酸塩を恐れることが新たなトレンドになっている。

肉食賛成派や恐怖を煽る人たちが、植物を食べると腎臓結石になると言っている。

毎年50万人以上が救急救命室に運ばれているが、その中のほとんどの人達はほうれんそうもビーツの葉も食べていない。ハンバーガーや炭酸清涼飲料、ビール、パン、ピザ、ドーナッツ、大量の肉や乳製品、糖を取っている人たちだ。

シュウ酸は、ひどく誤解され、インターネット上で恐怖を煽る人たち(医者を含む)によって間違った情報が発信されている。

医者は7年間医学部で学ぶが、栄養について学ぶのはたったの45分だ。つまり、医者であるからといって栄養について詳しいわけではない。ある医者は、「これらの植物は他の植物よりシュウ酸が多く含まれているから、避けるべきだ」なんて言っている。

シュウ酸は、乳酸や尿酸、塩酸などと同様、体内で形成される。また、植物や動物など、人間が摂取するものにも含まれている。

シュウ酸は、他のもの、特にカルシウムやマグネシウムなどの金属と結合する性質がある

シュウ酸が金属と結び付いたものを「シュウ酸塩」という。

シュウ酸塩はしっかりと結合してしまっているため、体内で分解できず、利用することができない。となると、排出するしかない。

正常に機能している体であれば、こうしたシュウ酸塩は問題なく、トイレに行ったときに排泄できる。

なのに、誤解が蔓延している。

腎臓結石がシュウ酸カルシウムであることが多いため、シュウ酸が多く含まれている植物由来のシュウ酸だという決めつけている。

この決めつけが間違っていることは、2つの理由から説明できる。

1. 植物に含まれるシュウ酸は、多くの場合、既に金属と結び付いてしまっている(シュウ酸塩となっている)ため、体内で利用できず、そのまま体内を通過して排泄される。

2. 腎臓結石は体内で形成される。シュウ酸塩になっていないフリーのシュウ酸が体内でカルシウムと結合するのである。

このフリーのシュウ酸はどこかる来るのか?

腎臓結石になった人の中には、健康志向の人たちもいる。なんでこんなことになるのだろうか?

彼らはビタミンCやカルシウムのサプリを取っている

ビタミンCやカルシウムは体に必要なものであるけれど、サプリに含まれているものは、植物から摂取したものとは別物だ。

安物のビタミンCサプリは硫酸とコーンスターチから合成されたアスコルビン酸で、植物の中に含まれる天然のビタミンC複合体とは違う。

このアスコルビン酸は体内でシュウ酸に分解される。そうすると、すぐに結合相手を探し始める。カルシウムがあれば、そこでシュウ酸カルシウムとなる。

ビタミンCサプリと一緒に、カルシウムのサプリ、制酸薬、乳製品や牛乳、アルカリ水を飲んでいれば、腎臓結石が形成される。

あらゆる食べ物にカルシウムが含まれているため、現代人がカルシウム不足になることはまずなく、大抵の人はカルシウムを過剰に取り過ぎている

死亡解剖で心臓を切り開いて見ると、白いべっとりとしたものが付着している。カルシウムだ。過剰なカルシウムが体内のあちこちを詰まらせている。動脈や脳を詰まらせ、関節を石灰化する。目でさえも石灰化によって硬くなったりする。

肉をたくさん食べると、アンモニアも大量に生成され、過剰なカルシウムと一緒になると、腎臓は文字通り石になってしまう。

なのに、「腎臓結石はサラダのせいだ!」という。

腎臓結石は腎臓の中で形成される。つまり、シュウ酸が腎臓内に入るということは、血液内にシュウ酸があり、それが腎臓内でカルシウムに出会うと、結晶を作り始める(腎臓結石)。

さつまいもや緑茶もシュウ酸含有量が多い食物のリストに入っている。

でも、長寿の沖縄ブルーゾーンの人達はさつまいもや緑茶を取っている。

カラも僕も30年間、シュウ酸含有量の多い食物を取っている。どうして僕たちは腎臓結石にならないのか?

人体はシュウ酸を簡単に排泄できる。食物からのシュウ酸摂取量が多かったとしても、シュウ酸はほとんど吸収されずに、排泄されてしまう。

シュウ酸カルシウム結晶は塩酸で溶解する。塩酸、つまり胃酸だが、ほとんどの人は間違った食生活で胃酸のパワーが落ちている。

健康体であれば、腸内細菌の中にシュウ酸塩を食べる細菌も存在する(oxalobacter formigenes)。

抗生物質は、腸内細菌(シュウ酸塩を食べる細菌も)を殺してしまう。

つまり、多くの人は、何十年も消化器系を滅茶苦茶にしてきている。

サラダやジュースから摂取した植物のシュウ酸で問題が発生している人もまれにいるが、こういう人たちは、抗生物質を服用していたり、ビタミンCやカルシウムのサプリを取っていたりする。砂糖や乳製品、小麦粉食品、フルーツジュースなど糖分の高いものは、腸内でイースト菌を増殖させ、増殖したイースト菌が善玉菌を圧倒してしまう。

なのに、薬やサプリ、糖分や乳製品などは責められず、青菜を悪者にする。(青菜は美味しくないからだろうね)

シュウ酸塩を減らすのは、植物性食品(食物繊維)。食物繊維は、善玉菌の好物。肉や動物性食品には食物繊維がまったく含まれていない。

シュウ酸塩のせいで死んだとされている男性もいるが、彼は糖尿病で肥満体、そしてアルコール中毒だった。

シュウ酸を取ると、体内のミネラルがシュウ酸といっしょに排泄され、栄養失調になるという人もいるが、植物由来のシュウ酸にはこの理論は当てはまらない。上述のとおり、植物内のシュウ酸は土壌から吸い上げた金属と既に結合しているので、体内のミネラルを奪うということはない。

問題は腎臓が正常に機能しているかどうか。正常に機能していれば、シュウ酸塩など、体にとって不要なものは排泄できる。

動物性タンパク質、ビール、パン、乳製品、糖の過剰摂取、糖尿病の初期段階、低血糖症、痛風、関節リウマチになっている人は、食生活に気を配る必要があるが、植物の摂取を心配するのではなく、動物性タンパク質やカルシウムのサプリ、アスコルビン酸を使っているビタミンCサプリを考え直したほうがいい。

シュウ酸含有量の多いルバーブの葉は、5kgを1回の食事で摂取すれば、致死量に達するだろう。

スターフルーツ(五歛子)もシュウ酸含有量が多く、不健康な人が4個食べれば、死ぬかもしれない。僕も2~3年前に1~2個食べたら、食後、ちょっと変な感じがあった。でも、僕は健康なので、何か良からぬものを食べたら、すぐに危険信号が出て、危険であることを体が教えてくれる。その後、上手く排泄できたようで、翌日には体調も回復し、腎臓結石にもならなかった。

ごくごく少数だが、遺伝的にシュウ酸を体内で処理できない人もいる。

腎臓結石や痛風は必ずしもシュウ酸と関係があるとは限らない。尿酸結石(肉、ビール、大量のプロテイン、糖尿病、肥満)、リン酸カルシウム結石、システイン結石(システインと硫黄が結合したもので、肉や塩を多量に取る人によく見られる)、スツルバイト結石(リン酸マグネシウムアンモニウム)などもある。

腎臓結石になる人は、菜食者ではなく、肉やビールを取り、アイスクリームやクリームチーズ、パン、ベーグル、精製小麦粉、コーヒー、チーズ、パスタが大好きな人たちで、カルシウムのサプリ、制酸薬、安物のビタミンCを飲んでいる。大半の人はほうれんそうもビーツの葉も食べていない。

けれども、ほうれんそうやビーツの葉、さつまいもが多くの人を殺している!とインターネット上で騒がれている。

シュウ酸は過剰に取ると毒だと大騒ぎしている。しかし、それを言うなら、鉄だって、過剰に取ると体に良くない。肉食者は鉄中毒になることがある。肉に含まれるヘム鉄が体内に入りやすく中毒症状を起こす。それに比べ、植物に含まれる鉄は簡単に吸収できない。これは良いことなのだ。取り過ぎることがなく、必要な分だけ摂取できるから。いろいろな種類の植物から少しずつ鉄を取れば、貧血を防止できる。

ヨウ素も過剰に取ると毒になる。しかし、毎日、少量は必要だ。

植物を悪者にするのはもうたくさんだ。

腎臓の働きを低下させるものは、過剰な動物性タンパク質、でんぷん、穀類

植物のシュウ酸は動物性食品ほど腎臓内でのシュウ酸塩を増やさない。

制酸薬やホルモン補充療法もシュウ酸塩の問題を深刻化させる。

動物性食品が腎臓に悪いことは長年の研究から明らかになっている。

腎臓結石の三大原因

  • 動物性タンパク質
  • 動物性脂肪
  • コレステロール

信じられない? じゃ、ボディビルダーや飼い猫を見てみなよ。大量の肉、大量の牛乳、タンパク質(プロテイン)を摂取して、腎不全になっている。

植物性タンパク質は動物性タンパク質のように腎臓に悪影響を与えることはない。

肉を食べると、数時間で腎臓内に酸反応が起き、これは、尿細管毒性障害(tubular toxicity damage)と呼ばれている。

果物を野菜を食べたほうが結石の問題が改善されることが様々な研究結果から明らかになっている。

例えば、2004年の研究では、2週間、健康な成人12人に野菜や果物を全く摂取させないことが尿路結石のリスク特性にどのような影響を与えるか、また、低クエン酸尿症という特徴をもち、通常の食生活で果物や野菜の摂取量が極めて少ない突発性のカルシウム結石患者26人にクエン酸含有量の少ない果物や野菜を適量与えるという実験が行われた。

この実験の結果、野菜や果物を全く摂取しなかった健常者のグループは尿路結石のリスク特性に悪影響を与え、シュウ酸を取らないことではほとんどその埋め合わせにはならなかった。一方、それまで果物や野菜をほとんど取っていなかった結石患者に果物や野菜を加えたら、シュウ酸の排出に影響を与えることなく、クエン酸の排出が大幅に増大するとともに、カルシウムシュウ酸塩および相対的な尿酸飽和濃度が低下した。

シュウ酸は植物が食べられないように自らの身を守るための防御機構だという人がいるが、それは間違いだ。植物にシュウ酸が含まれているのは、構造上の剛性や強度を保つためであり、シュウ酸がないと、茎はしなしなとゴムのように柔らかくなって、葉などを支えることができなくなってしまう。葉もシュウ酸がなければ、濡れたトイレットペーパーのようになって垂れ下がってしまう。

シュウ酸が危険だと恐怖を煽る人たちは、シュウ酸の結晶がサボテンのとげ(サボテンのとげは防御機構)のような針状(raphide: 束晶)になっていて、そうした針がかみそりの刃のよう体内を引っ掻いていると脅したりしているが、実際はそんな形ではない。シュウ酸塩は体内では束晶にはならない。シュウ酸の束晶の写真は、実験室で撮影されたものか、有害な植物に含まれるものだ。シュウ酸塩は確かに痛みを発生させるが、カミソリの刃のように鋭利な角があるものではない。体内の酸によって溶かされ、角が丸みを帯びてくるからだ。

有害な植物に含まれるシュウ酸は束晶で、針のように肉や組織を刺し、その傷口にタンパク質消化酵素のプロテアーゼが入り込んで、肉や組織のタンパク質が消化されてしまう。ディエフェンバキア(観葉植物)などの有害な植物を食べてはいけない。こうした植物がもつシュウ酸塩は防御機構だが、ほうれんそうにはこのようなものはない。

シュウ酸塩は人間の正常な代謝で生成されるものである。しかし、地球上のすべての人が腎不全を患っているわけではない。

例えば、車のエンジンは有害な排ガスを発生させるが、排気管からきちんと排出されているかぎり、エンジンは正常に機能する。でも、排気管が詰まってしまったら、問題が発生する。

腎臓の問題もこれと同じ。間違った食生活で腎臓その他体内にある器官が正しく機能していない不健康な人たちが、腎臓病や関節炎を患っているのだ。ほうれんそうを食べているからじゃない!

酸として見ると、シュウ酸は酢酸(酢の主成分)の3000倍強力だ。だから、高濃度のシュウ酸は危険だ。けれども、それは何にでも言えることだ。店頭で販売されている酢に含まれる酢酸は5%程度。酢酸そのものをそのまま飲んだら、肉が溶け、肺がやられてしまう。

水だって大量に飲んだら危険だ。酸素だって、体を錆びさせる(だから抗酸化物質がもてはやされている)。でも、水も空気も取らないわけにはいかないよね? 適量を取ればいいんだ。

シュウ酸塩は金属と結合する性質があるわけだから、重金属の排出を促進させるものと見ることができる。

リチウムイオン電池など、金属回収分野ではシュウ酸が大きな可能性を示している。

シュウ酸塩の問題は、シュウ酸の摂取量というよりは、シュウ酸塩を上手く排泄できるか否かにかかっている。

健康な人なら問題ない。しかし、不健康な人、腎臓が機能していなければ、シュウ酸を摂取することによって問題が発生するかもしれない。

加熱によってシュウ酸が劣化または破壊されるというのは、誤った通説(デマ)だ。シュウ酸は熱安定性物質だ。

柑橘類もシュウ酸塩の分解に役立つ

健康な食生活をして健康な体を維持している人であれば、シュウ酸は問題なく処理できる。

それでもどうしてもシュウ酸が心配な人はほうれんそうやビーツの葉、スイスチャード、キウイなどを避ければいい。

精製塩を避け、マグネシウムを摂取し、柑橘類やアップルサイダービネガー(非加熱のりんご酢)を取る。腸内細菌(善玉菌)を育てるため、食物繊維を大量に取る。

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