« 豆類の浸水、レクチン、フィチン酸 | トップページ | カラの2週間の糖分断ち »

2020年7月31日 (金)

すばらしい新世界

すばらしい新世界』(オルダス・ハクスリー著/大森望翻訳)という本を読みました。

1984年』と並ぶディストピア小説の傑作と評されるだけあり、1932年に書かれたとはとても思えないほど、古くささを感じさせません。

著者のオルダス・ハクスリーが、ジョージ・オーウェル(『1984年』の著者)と同様、闇の勢力に通じていて、闇の勢力が目指す世界を小説にしたという噂どおり、この小説の世界が現実化しつつあるからかもしれません。

【あらすじ】

ときはフォード紀元632年(=西暦2540年)。自動車王フォードが神(預言者)として崇められ、西暦に代わってT型フォードが発売された1908年を元年とした「フォード紀元」が採用されている。階級社会でありながら、不平不満がなく、争いも起きない、安定した社会となっている。

人間は母体から生まれるのではなく、孵化条件づけセンターで人工授精後、瓶詰めされて、瓶の中で培養された後、「出瓶」(出生)する。階級に応じて職種や生活様式が決まるため、培養過程で酸素量の抑制やアルコールの添加で脳の機能を劣化させたり、出瓶後の育成過程において、各階級にふさわしい考え方や行動を取るように条件づけが行われる。

結婚制度がないため、夫婦関係・親子関係もなく、家庭もない。哲学や宗教もなく、特定の異性と長期間付き合うことは、社会的に不適切な行動とされ、さまざまな相手と付き合うことが奨励されている。娯楽施設やレクリエーションが充実しているが、それでも不安定な気分になるときは、合法ドラッグで現実世界から逃避し、夢の世界を堪能できる。

最上層の階級にありながら、この世界に適応できない男性と、この世界に疑問をもたず、満足している女性が付き合い、この2人が文明世界を離れて、野人保護区(古い習慣に従っている野蛮人が居住している地区)を旅行している際、この保護区で生まれ育った野人と知り合う。

文明人カップルは、野人とその母親(文明世界で生まれた女性)を文明世界に連れ帰ったのだが......

ディストピアではあるものの、この新世界で暮らす人の大半は、幸福感で満たされており、戦争もないので、『1984年』よりは明るい世界にも思えます。

ワクチンや薬のおかげで、みんな病気知らずで、若い姿のまま60歳ぐらいで寿命を迎える。結婚して家庭をもつということがないので、子育ても介護もない。フリーセックスが奨励されているから、気ままな異性関係でしがらみがない。自分の階級がいちばん幸福だと思うように徹底的に教育されるため、妬んだりうらやんだりすることもない。辛いときは合法ドラッグでトリップして、現実に戻ってきたときには気分爽快。

もしかしたら、読者の中には、自分の生きている現実世界より、この新世界のほうがいいと思う人もいるかもしれませんね。(私は嫌だけど)

この小説では、科学的に管理され、病気も老いもない文明世界と、自然の中で暮らし、病気も老いもある野蛮人の世界の2択しかないのですが、ローヴィーガンとしては、第3の選択肢があるじゃないか!と言いたいです。文明を享受しながら、病気知らずで急速に老化することのないライフスタイルがあると。

でも、普通の人たちは、生菜食やるぐらいなら、条件付けと薬漬けの管理された「新世界」のほうがいいって思うのかな...😥

(新世界の野人保護区は、かなり残酷な儀式とかもあるので、先進国の人がこちらの選択肢を選択することはないと思われます。)

コロナ騒動でマスク関連の記事をいくつか書いてきたところで、この小説を読んだものですから、下層階級の胎児の酸素量を抑えて脳を発達させないようにするという記述に衝撃を受けました。

これ、今まさに行われていることじゃないですか?

妊娠中はもちろん、分娩時までマスク着用を要請するとか。

妊婦さんが酸欠になれば、胎児だって酸欠でしょう。

2歳未満はマスクをすると危険といわれていますが、2歳未満でそれなら、胎児はもっともっと危険です!

洗脳で思考停止している人に加え、酸欠で本当に脳機能が働かない人が増えてしまったら、もう本当にこの小説の方向に突進してしまいそうです。

マスクは、年齢に関係なく、誰にとっても危険です!

次の漫画はアメリカのことを描いているので、マスク着用を「法律」と言っていますが、日本に当てはめるとしたら、法律ではなく、思いやりという名の同調圧力ですかね。

(クリックで拡大表示)

Ditch_the_masks_20200911120601

出所:Ben Garrison: Ditch the Masks, Morons!

(日本語訳)

「イヌ諸君...いや、顔を覆われた小市民たちよ、これは法律だ!」

(認知症のグローバリストが命令している)

なぜマスクをやめたほうがいいのか?

  • 人間には酸素が必要
  • 効果がない
  • めったにウイルスに感染しない子どもにマスクを強いるのは虐待
  • 雑菌やウイルスが溜まる
  • 社会的距離が確保されればマスクは不要
  • 義務がさらなる義務を呼ぶ
  • 本気でシープルになりたい?

シープル (sheeple)ピクシブ百科事典)

英単語のヒツジ(sheep)と人々(people)を組み合わせて作られた混成語。“群集動物である羊のような人々”という意味で、非難的、揶揄的なニュアンスを込めて用いられる。批判的な分析や調査を行うことなく、流れるままに流されている人のこと。
ヒツジの習性として、群れをなし、同類との社会的グループに集まる傾向がある事や、管理を容易にし、逃げ出しにくくするために、祖先よりも知性が低くなるように繁殖させられてきたという歴史などから、こういった言葉が生み出されたものと思われる。

※ 関連記事

大量の酸素で排毒促進(2020.4.3)

2+2=5の世界(2020.5.22)

マスクは酸欠状態を作り出す(2020.7.3)

健康のためにマスクを外す(2021.3.19) 

| |

« 豆類の浸水、レクチン、フィチン酸 | トップページ | カラの2週間の糖分断ち »

本の紹介」カテゴリの記事

闇の勢力」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 豆類の浸水、レクチン、フィチン酸 | トップページ | カラの2週間の糖分断ち »