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2020年6月26日 (金)

「巻き肩」を治す

昨年12月、いろいろ忙しくて運動やストレッチをサボっていたら、長年の肩凝りと腰痛が悪化し、地元の整体院に駆け込む羽目になりました。

非常に良い先生で、20年以上外を向いていた右膝も正面を向くようになり、とても感謝しているのですが、肩凝りに関しては、一進一退という感じで、整体治療に頼らずに治す方法をあらためて探しはじめました。

そんなとき、『巻き肩を治す』(宮腰圭著)という本を発見。

実践したところ、ものの見事に治ってしまいました。

\(^o^)/

この本の肝(きも)は、

手のひらを前に向けること

です。

肩凝りに悩む人の多くは巻き肩で、巻き肩の人は腕をだらっと下げたとき、無意識の状態で手のひらが後ろを向いている。だから、これを矯正するには、意識的に手のひらを前に向けた状態で腕を振りながら歩き、肩(と胸)を開く癖をつけることが重要という論理です。

私も巻き肩だったわけですが、決して気づいていなかったわけではありません。

気づいていて直そうと努力してきたのです。

ただ、その努力の方向が間違っていたようです。

1日に数回、肩を巻き肩と反対の方向に戻す程度じゃ、長年の癖は直らないんですね。

著者はウォーキングの際に手のひらを前に向けて、腕を大きく後ろに振って歩くことを勧めています。

(※注意:腕は、前に大きく振っても、後ろへの振り幅が小さいと、巻き肩の解消には役立ちません。肩と胸を開くことを意識しながら、後ろに大きく振りましょう。)

早速試したところ、強烈な効き目。。。

腕を振るたびに肩の中から変な音がして、ウォーキング後はものすごい疲労感。肩が分解してしまうのではないかと思ったぐらいです。

でも、めげずに続けていたら、1週間も経たないうちに、いままでにない新しい感覚が肩に芽生えました。

軽い!

パソコン作業が続いたり、食べ過ぎて胃が重かったりすると、また嫌な感覚が戻ってくるのですが、とにかく、巻き肩になっていることに気づいたら、家の中でも外でも、手のひらを前に向けて腕を後ろに振るようにしました。

スペースがないようなところでは、走るときみたいに腕を直角に曲げて、手のひらを上に向けた状態で、立ったまま腕だけ振ったりもしました。

ひとくちに「肩凝り」と言っても、いろいろな原因が考えられますが、その中で「巻き肩」が原因の肩凝りには、この本で紹介されているメソッドが非常に効果的だと思います。少なくとも私には絶大の効果がありました。

肩凝り(巻き肩)でお悩みの方がおられましたら、このメソッド、是非お試しください。

本の中には、上記の腕振りメソッドの他、骨盤や背骨の矯正など、姿勢全体を改善するための体操やアドバイスも盛り込まれています。これらも良かったのですが、腕振りがいちばん簡単で、効果が大きいので、他のはサボりがちです。。。💧

ちなみに、この本は、『1日10分歩き方を変えるだけでしつこい肩こりが消える本』を加筆・修正したものです。私は最初、こちらの本を図書館で借りて読み、とても良かったので買おうとしたら、加筆・修正版が出ていることに気づき、『巻き肩を治す』の方を買いました。『1日10分...』も『巻き肩を治す』も、ほとんど骨子は変わらないので、どちらか一方をお読みになれば大丈夫です。

追記:サンマーク出版のサキ読み(立ち読み)サイトでこの本の一部が読めます(PDF)。

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