« 更新休止のお知らせ | トップページ | 弱肉強食 »

2020年3月 6日 (金)

免疫系を強化して新型コロナウイルスを撃退する

お久しぶりです!

今、世間は新型コロナウイルスで大騒ぎですね。

更新再開後はもっと別の話題で記事を書きたかったのですが、健康ブログとしては、この問題は外せないので、今日は、マーカスさんの動画をベースにしながら、新型コロナウイルスについて書きます。

YouTube: Coronavirus: If You Smoke Anything, Stop Now.

この動画、要は、「健康的な生活」をしているのであれば、新型コロナウイルスなど何ら恐れることはない、という話です。

ただ、それでは身も蓋もないので、もう少し詳しく書いていきます。(世間一般の「健康的な生活」 とこのブログで書いている「健康的な生活」 はかなり違いますし。。。)

● ウイルスは生き物じゃない 

ウイルスは細菌等とは違い、自分の力では増殖できません。そのため「生物ではない」という見方があり、マーカスさんもその考え方を支持しているようです。

ウイルスは遺伝子コード(DNAやRNA)とそれを囲むタンパク質の殻からできていて、生物の細胞の中にもぐりこんで初めて増殖できます。

ウイルスは自分を複製するための設計図(遺伝子)をもっているけれども、それを組み立てる設備がないため、その設備をもっているところ(生物の細胞)に行って、自分の設計図を入れ込み、複製を図ります。

● コウモリから人間に直接感染する

動画内で紹介されていた記事(New Research: Bats Harbor Hundreds Of Coronaviruses, And Spillovers Aren't Rare)によると、最新の調査では、コウモリから400種類の新種のコロナウイルスが発見され、コウモリから人間への直接感染も確認されているらしい。

中国のある村では、コウモリが生息する洞穴へ住民が暑さを避けて涼みに行くようで、その洞穴内では人間が捨てたビール瓶などもころがっているとか。。。

で、そこの村民の血液を検査したところ、コウモリのコロナウイルスに最近感染した兆候が観察されたとのこと。

コウモリから人間には直接感染しないということだったけど、実は感染する、ということをこの科学者たちは突き止めたようです。

つまり、今後、その400種類の新型コロナウイルスがそれぞれ大流行する可能性があるとか。。。

● 今年度末までに世界人口の70%が新型コロナウイルスに曝露され、「(ほとんど)発症しない人」、「重症化する人」、「死亡する人」のいずれかになる。

上記の村民は感染した形跡があるものの、ほとんどの人は普通に生活しています。

なんでもそうですが、感染しても発症しない人は大勢います。みんながみんな死ぬわけじゃありません。

運・不運で決まるわけでもありません。感染して重症化するのは免疫系が正しく機能していないからです。

新型コロナウイルスには特効薬や治療法がないとかで(開発中らしいけど)、みんな戦々恐々としていますが、そもそもそんなもんに頼ろうとすることのほうが問題で、日頃から生活習慣に気を配らず、病気になったら薬を飲めばいい、医者に診てもらえば治ると考えて行動していると、体内の免疫系は弱ってしまいます。(自分の自然治癒力を信じよう

免疫系は、侵入してくるウイルスその他の病原菌と闘う人体の防衛軍ですが、有害な飲食習慣(加熱食・動物食・大食)の処理や薬の毒などの処理に常日頃追われていると、肝心の病原菌対応が手薄になってしまいます。

ウイルスは、 このように免疫系の病原菌対応が手薄なすきをついて侵入し、自分の遺伝子コードを生体の細胞内に注入して文字通り爆発的にどんどん増殖します。

● 喫煙者は即刻禁煙したほうがいい

以前のSARS同様、今回の新型コロナウイルスも肺炎を起こすウイルスとして知られています。

つまり、肺に問題がある人は重症化しやすい。

このことはマーカスさんだけでなく、朝日新聞の記事(新型肺炎、たばこで重症化か 男性の致死率、女性の3倍)でも指摘されています(この記事は有料なので、私は最後まで読んでいないのですが💧)。

北海道で感染者が多いのは、北海道の喫煙率が高いことと関係があるのではないかという指摘を見かけ、私はそこで初めて北海道の喫煙率が全国(ワースト)ナンバーワンであるということを知りました(Wikipediaによると、男女合わせた場合は第1位ですが、男女別では、女性が第1位で、男性は第3位)。

ちなみに日本(全国)の喫煙率は、こちらのサイトによると、2018年、男性は27.8%、女性は8.7%。

今回の新型コロナウイルスの発生源となった中国は喫煙者が非常に多い。上掲の朝日新聞の記事によると、中国の男性の喫煙率は54%(女性は日本より低く2.6%)。それを反映してか、中国では、

患者のうち亡くなる割合(致死率)は全体で3.1%。ただ、男性だけでみると4.5%で、女性の1.3%の3倍以上にのぼった。

とあります。

武漢市などは、大気汚染もひどいそうですし、中国の農業は大量の農薬を使うという問題もあり、様々な問題が複合的に重なって重症化しやすい土壌が醸成されていたのだとは思いますが、それでも、喫煙の害は、健康上、侮れないと思います。

(動画では、普通の煙草だけでなく、煙を吸い込む習慣全般をやめたほうがいいと言っています。日本はマリファナ(大麻)は違法なのであまり関係ないと思いますが、植物を燃やして煙を吸引すると、肺がヤニ(植物由来の樹脂)とすす(煤)で徐々にコーティングされて酸素が通れなくなり、体内の細胞が酸欠状態になって様々な健康問題を引き起こすそう)

● 手を洗いすぎると感染しやすくなる

腸内に善玉菌がいるように、皮膚にも善玉菌がいて、酸を分泌し(だから皮膚は弱酸性)、肌を守ってくれています。でも、過剰な頻度で手を洗ったり、強力な洗浄剤を使って洗ったりすると、これらの菌も洗い流され、肌のバリアが壊れ、皮膚がひび割れていきます。

これは肌が無防備になったということで、この状態だと病原菌が侵入しやすくなります。

ひどい火傷を負った人が感染症にかかりやすくなるのは、この肌バリアの破壊が原因だそうです。

また、殺菌力のあるものが皮膚についた場合、皮膚から体内に吸収されて、皮膚表面だけでなく、体内の善玉菌(腸内には1.5kg分の細菌が棲みついています)も破壊され、これまた体のバランスが崩れてしまい、免疫系が弱まる原因になってしまいます。

なので、手洗いに神経質になりすぎると、危険ですね。

● 基本は生活習慣

過去記事に書いてきたように、食事、運動、睡眠、日光浴など、自然に即した生活が免疫系を強化します。

免疫系が正しく機能していれば、コロナウイルスだろうがインフルエンザウイルスだろうが、体内でやっつけてくれますので、「健康的な生活」を送ることに気を配ったら、あとは気楽にいきましょう。

※ 関連記事

まるごとレモンドリンクで感染症対策(2020.4.10)

| |

« 更新休止のお知らせ | トップページ | 弱肉強食 »

自然治癒力」カテゴリの記事

Markus Rothkranz」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 更新休止のお知らせ | トップページ | 弱肉強食 »