ジューシングとクレンジングが奇跡を呼ぶ
今日は、1995年からローフード生活を続けているというジョン・コーラー(John Kohler)さんの体験談を取り上げます。(ジョンさんの動画は、過去記事(「キャロブ」)でも紹介しています)
ジョンさんは、米国カリフォルニア州在住で、ジューサー等ローフード生活に必要な器材の販売その他、ローフードを広める様々な活動に携わっています。特に、野菜の栽培はプロ並みで、オーガニック・ガーデニングに関する動画を無料で多数公開しています。
次の動画は、ちょっと古い(2009年)ですが、彼がローフーディストになるまでの経緯を語っています。
YouTube: How The Raw Food Diet Saved My Life
ジョンさんは免疫欠損症で、生まれてからずっとアレルギー、喘息、魚鱗癬など、遺伝的素因による症状に悩まされていたそうです。
肌が非常に乾燥していたため、「ワニ肌」、「トカゲ肌」とからかわれ、辛い思いをしていた。
親も自分も医者が治してくれるものと思っていた。しかし、医者から処方されたヒドロコルチゾン(コルチゾール)クリームその他市販薬など、いろいろと試したが、どれも効果はなかった。
あるとき医者から、「君の皮膚の症状は成長すれば良くなる。13歳になる頃までには治るよ」と言われた。
肌のことで毎日のようにからかわれ、小さな子どもとしては非常に傷ついていたので、この「成長すれば治る」という言葉に希望を託していた。
けれども、10歳になっても、12歳になっても治らなかった。そして、医者が治るといった13歳の誕生日。肌さえ治れば、もうプレゼントなんて何もいらないと思っていた。しかし、肌の状態は相変わらずだった。
ジョンさんは、医者の予言とは裏腹に、成長しても皮膚疾患が治らず、そのまま大学生活を送ることになります。そして、ある日、ひどく具合が悪くなって、緊急入院。
集中治療室で目が覚めたとき、医者が「君は脊髄膜炎だ」と言った。
「先生、僕はいつ退院できるんですか」と尋ねたら、「退院できないかもしれないな」という返事が返ってきた。
ショックを受けた。まだ20代になったばかりだったから。
恋愛したい、大金を稼ぎたい、1969年型コルベットT-TOPを手に入れたい。社会の影響でそういった類いの夢や希望をもっていたが、この入院で目が覚めた。
この状況ではもはや健康のこと以外考えられなかった。
医者に見放され、ジョンさんも彼のご両親も天に向かって祈ることしかできなかったそうです。
死ぬかもしれないというところに来て、決心した。
そして、大いなる力(higher power)に向かって誓った。
「もし退院できたら、お金を稼ぐことより、もっと他人に奉仕する人生を送ります」と。
そして、祈りが通じ、退院。
当時、ローフードのことは知らなかったけれど、今までと同じことをやっていてはまた同じになってしまう。違う結果を出すためには違うことをやらないとだめだと思った。
入院前もアルコールは飲まなかったし、赤身肉は食べなかったし、エコ表示もしっかり読むベジタリアンで、たまに鶏肉と魚を食べるという生活。周囲の友人たちより遙かに健康的な食生活を送ってきたのに入院するはめになったのだから。。。あれこれ調べているうちに、ジュースマンのジェイ・コーディッチ(Jay Kordich)のインフォマーシャルに行き当たった。「ジュースは免疫系を強化する」という言葉が耳に入ってきた。自分は免疫欠損症だと言われていたので、早速ジューサーを注文し、ジュース作りを開始。
健康状態がよくなってきたところで、クレンジングの本を見つけた。Arise and Shine Cleanseというクレンジングを2週間、積極的に行った。
そして、とうとう生まれて初めて肌が完全に治った。医者が治せないことでも、これなら治る。このライフスタイルなら自分は生き続けられる。これを一生続けていこうと決意した。
医者が治せない症状でも、自然治癒力なら治せる。そして、自然治癒力を活性化させるには、やはり、ジューシングとクレンジング。
ジョンさんが実行したジュースレシピや具体的なクレンジング方法は、上掲の動画では明らかにされていませんが、このブログでは、青菜(グリーン)を中心にしたジュースと、断食とエネマによるクレンジングを勧めています。
私は最初、ブレンダーで作ったジュースを飲んでいたのですが、やはり、ジューサーで作ったジュースのほうが効果が高いので、今となっては、ジューサーを強く推奨しています。
ジュースを勧めると、市販品に走ってしまう人が多いのですが、市販品は生命力のないただの糖分なので、効果がないどころか、有害です。
自然治癒力を活性化させたい人は、新鮮な野菜からジュースを絞りましょう。
今では元気一杯でツヤツヤのきれいな肌のジョンさんですけど、過去の話をしたことで、当時の色々な思いがこみ上げてきたようで、最後、涙ぐんでしまっていました。
ジョンさんは、皮膚が完治して以来、99.999%ローフードの食生活を続けているそうです。
健康になってから、加熱料理をちょっと食べてみたことがあるので、99.999%と言っているようですが、ベークドポテトを食べたとたんに元気が出なくなってしまったので、すぐやめて完全にローフードにシフトしているらしい。
やはり生死の境をさまよった人は覚悟が違いますね
ジョンさんは自宅のお庭でたくさんの野菜を育てているので、新鮮な食材には事欠かないようです。
人に奉仕するという誓いも実行して、無料で非常に充実した内容の各種動画を公開されています。
【ジョンさんのYouTube チャンネル】
okraw(ローフード関連動画)
Learn Organic Gardening at GrowingYourGreens(野菜栽培などガーデニング関連動画)
DiscountJuicers.com(ジューサー紹介動画)
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