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2017年12月 8日 (金)

病気になったら?

ローフードや運動など、自然に即した生活を貫いていれば、常に元気はつらつでエネルギーに満ちあふれた毎日を送れるようなのですが、そのレベルまで到達していない人の場合(私とか)、ちょっとした脱線で、時には病気になることもあるでしょう。

そんなとき、どうしたらいいのでしょうか。

次の動画では、マーカスさんが病気のとき、どうしたらいいかについて、説明しています。

YouTube: Sick? Learn from the Animals

動画はたったの6分なんですけど、文字にすると意外とあります。(英語のスクリプトはこちら)

とりあえず、ざっと訳してみました。

病気への対処方法は、自然の中に答えがある。薬草を摂取するとかいう話ではない。動物が病気になったとき、どうしているか見たことがあるだろうか。動物たちは食べることをやめ、一人きりになるためできるだけ遠くに行き、静かで暗い場所に引きこもる。水をちょっと飲むためにときどきその場所から出てくるが、その姿を見られたくないと思っている。なぜか?

体はバッテリーのようなものだ。さまざまなものに対応するために力を使っている。そして、世界は刺激に満ちあふれている。飲食や喫煙も刺激だ。食べ物を食べると、その刺激により消化が始まる。1日中、インターネット、携帯電話、テレビ、ラジオ、車の騒音、家族、友人、社会から刺激を受け続ける。刺激がやみつきになっている人も多い。静けさを嫌がり、寝床に入ってもテレビをつけていなければいられない人もいる。

人体のエネルギーの70%は、食べ物の消化に使われる。病気のときは、すべてのエネルギーを治癒に回す必要がある。何もしないとき、食べ物は不要だ。病気のときは、すべてのことをやめなければいけない。テレビもインターネットもラジオも全部なしだ。病気ということは、肉体面、感情面、精神面で参ってしまっているということ。体は電気で動く。体内のコンセントにたくさんのプラグを差し込みすぎている。感覚(目、耳、神経、頭などあらゆるもの)はすべて電気を必要とする。酷使してしまったコンピューターをいったん完全にシャットダウンしなければならないのと同じで、頭も休ませる必要がある。

すべては、生命力を失った食べ物を食べるところから始まる。砂糖、パン、ピザ、パスタ、シリアルその他小麦または小麦粉食品(高温により栄養素が死滅している)、ミルクやチーズ、加熱調理されたでんぷん(じゃがいもや米)など。でんぷんはすべて体内で糖に変換され、糖はバクテリアやウイルスのエサになる。周囲に細菌が浮遊している場合、体内のヘドロは細菌培養に最適な場所だ。

病気のときは、ものすごい勢いで体中で増殖している侵入者(細菌)と闘うために体内のコンセントをたくさん使っている状態。でも、細菌を責めてはいけない。細菌が病気の原因ではない。細菌は単に、弱って病んだ組織を住み処としているにすぎない。

仕事、経済状況、人間関係、人生への不満にも、さらに多くのエネルギーが使われる。つまり、目、耳、頭、消化器系、免疫系は時間外労働を強いられ、もうこれ以上は働けないというところにきているのだ。

シャットダウンする必要がある。それも完全に。

動物は本能的にこうした行動を取る。人間以外の地球上のあらゆる生物が本能的に行動しているのだが、人間は本能に従わず、本物の健康や自然治癒というものを全く分かっていない周囲の不健康な人々の意見に耳を傾ける。「これを取れ、あれを取れ、これを食べろ、あれを飲め、空腹は良くない、強く健康であるためには食べ物や栄養が必要だ」と言われる。

真の答えは、何を摂取するかではなく、何をやめるか、何を一掃するかだ。

病気のとき、体は非常に弱っているので、腸の蠕動運動は非常にゆっくりとなり、ほとんど動いていない状態になる。この蠕動運動は腸から老廃物を押し出すための筋肉の収縮だ。病気のときに食べると、蠕動運動がほとんどないので、さらに詰まり、毒が溜まり、悲惨な状態になる。

食べるのをやめること。まったく食べない状態。これを「断食」という。世界中でその効果が認められている。断食で拒食症になって死んだりするなんてことはない。体を休ませること。これが体のためにできる最善の行動だ。

目を休ませろ。FacebookやYoutubeから離れろ。夜眠る直前までコンピューターを凝視しているのであれば、君は中毒状態のゾンビだ。目や頭を酷使しすぎている。すべて止めて、離れること。2~3日じっとして、考えることも話すこともやめる。自分自身をシャットダウンするんだ。

体が疲れ切ってしまい、触られたり、話しかけられたりしてほしくないこともある。人が嫌いなわけではない。ただただ疲れ切っていて、それ以上の刺激に対応できないだけだ。周囲はそっとしておいてあげる必要がある。

おかしな感じに聞こえるかもしれないけれど、少しの間、一人きりになる必要がある。2日間ひたすら寝る。このときは静けさ、水、病気撃退ドリンク(※)だけが友達だ。1日1~2回エネマ(ぬるま湯)。寝床と風呂場(トイレ)の往き来だけ。

※病気撃退ドリンク

下記の材料を同量ずつ。
たまねぎ(生)
にんにく(生)
しょうが(生)
ホースラディッシュ(生)
ハラペーニョ(生)

上記をブレンダーに入れ、材料がかぶるくらいまでアップルサイダービネガーを入れ、攪拌。

水に大さじ3杯入れて、1日中、何回も飲む。

室温でいつまでも保存可能。

食事やサプリよりストレスに気をつけるべき。コルチゾールが上昇すると、免疫系および全身の健康状態が何よりもダメージを受ける。興奮作用のあるもの(カフェイン、エネルギードリンク、ネガティブな人、過剰な興奮状態にある人、陰謀論、長時間コンピューター画面を見続けること)を避けること。(眠っているとき以外にも)目と耳を休ませること。

熱、鼻水、せき、くしゃみ、下痢の場合は、絶対にそれらを止めてはいけない!体の自然な排泄方法だからだ。会社で仕事をする場合には不都合かもしれない。けれども、症状を隠すために薬を飲むことは、細胞のさらに奥深くまで感染を広げることになり、長期的には、問題を取り除くことがさらに難しくなる。

最善の策は、体の排泄を手助けしてやること。エネマ(腸内洗浄)を何回もやって、熱い風呂に入って汗をかく。くしゃみ、鼻水、せき等により、毒物を粘液にくるんで体外に排泄することができる。

風邪はうつされるものではない。他人を非難するのは無益。細菌でいっぱいの人のそばにいるからといって、その影響を受けるわけではない。体の中に悪い食べ物、有毒な残骸がぎっしりつまっているために、それを外に排出しようとしている状態が病気だ。

いつものマーカス節(ぶし)なんで、マーカス動画に慣れ親しんでいる人には、目新しい情報はあまりないかもしれませんね。

私はかれこれ5年ぐらいマーカスさんの動画を見たり本を読んだりしているので、これが普通になってしまっているんですけど、世の中、そうじゃない人のほうが大多数。病人が多いのも頷けます。

あわただしい師走。体調を崩してしまったら、早めに体を休めるようにしたいですね。

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コメント

この12月、毎日読みたいマーカス節ですね。
「すべては生命力のない食品からはじまる~」実感(^^;)
冬もローフード体質にシフトしたいです!

投稿: TI | 2017年12月21日 (木) 13時11分

★ TIさん
こんにちは~。コメント有り難うございます!
いや本当に、今月はこの記事を頻繁に読み返さないと
いけないと自分でも思い、読み返したところ、
なんだか意味不明の箇所やヌケやらを発見。。。
少々書き直しました。
万全の体調で新年を迎えられるよう、私も気合いを入れて
生命力のある食べ物にシフトしたいと思います。

投稿: TIさんへ | 2017年12月21日 (木) 16時20分

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