苦渋の選択(歯科治療)
先週の記事で、加熱食のツケが回ってきたと書きましたが、病気になったこと、そして治りが遅かった理由として、実は、もうひとつ心当たりがあります。
去年の秋、30年ぶりぐらいに本格的に歯科治療を受け、そのことが私にとってはものすごいストレスだったのです。
そもそも、加熱料理に手を出してローフード生活から転落したのも、この歯科治療が原因でした…
私は、20歳で親知らずを4本抜き、30代前半で歯列矯正を受けるためにさらに4本抜いてしまったので、今現在、全部で24本しか歯がありません。
そして、そのうち10本(奥歯)に金属の詰め物が入っていました。
マーカスさんのHeal Yourself 101に金属の詰め物は良くないと書いてあり、4年ぐらい前からこの10本の詰め物をどうするか、ずっと悩んでいました。
金属の詰め物でも、特に水銀を使っているアマルガムは危険らしいのですが、私の詰め物はアマルガムではないようなので(金銀パラジウム合金だったと思います)、とりあえず、自然に外れたら歯医者に行こうと思っていたんですが、そういうときに限って、外れないんですよね~
30年前に子ども時代に治療した詰め物を全部入れ替え、その後、確か、2本、外れたり、調子が悪くて、詰め直したりしましたが、それも20年以上前の話で、歯科治療はずっとご無沙汰でした。
というか、歯医者自体、15年前に検診とクリーニングをしてもらって以来、1度も行っていなかったのです。
そんな私が昨年、意を決して、近所の歯医者に行きました。
(決心するまで、本当に本当に、時間がかかりました…。)
とりあえず、久しぶりだったので、まずは検診とクリーニングをお願いしました。そうしたら、虫歯や歯槽膿漏などの問題はなく、歯石除去と着色していた部分をクリーニングしましょう、ということになりました。
そして、その歯科医院の対応が気に入ったので、クリーニングの後、さらに、金属を外したいのですが、と相談したところ、私の歯の状態だと、穴が小さいところは、レジンという保険適用の材料が使えるが、穴が大きいところは、セラミック(自費)にしたほうが良いと言われました。
詰め物を外すためには、多少、歯を削らないといけないと聞いて、一瞬、やっぱりやめようかとも思ったのですが、このまま金属を外さずにいると一生悔いが残りそうだったので、思い切って、10本全部外し、レジンとセラミックに詰め替えました。
2か月半ぐらいかかりました。
通う時間を確保するのも大変でしたが、麻酔をして金属を外すというのが私にとって最大のストレスでした。
私は、2002年から薬というものを一切体に入れていなかったので、麻酔に非常に抵抗がありました。
マーカスさんが通っている歯医者さんは、ホリスティックの歯医者さんで、化学合成された麻酔薬ではなく、患者に薬草を噛ませて痛みを感じなくさせるそうで、私もそういう歯医者さんにかかりたかったのですが、近くにそんな進歩的な歯医者さんはなく、麻酔を受け入れるか、麻酔を拒否して痛みに耐えるかの二択でした。
麻酔を拒否して痛みに耐える勇気がなかったため、結局、麻酔して金属を外してもらうことに…。
麻酔という毒を体に入れた上に、自分の歯が削られていると思うと、とても悲しくなって、ああ、どうして、子ども時代にこんなに虫歯を作ってしまったのだろうと、歯医者から帰ってくるたびに、いつも暗い気持ちになっていました。
あまりにも鬱々として、つい食べ物で自分を慰めてしまったのは、愚の骨頂でした。
でも、長いこと気になっていた金属を外すことができたので、一応、自分の中では、この歯科治療を受けた選択は正しかったと思っています。
金属を外したことによる健康効果はまだ今のところ確認できていませんが…。
※ 歯関連記事
歯の問題あれこれ(2017.2.24)
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歯周病(2018.11.9)
歯はいろいろなところにつながっている(2023.4.28)
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コメント
お久しぶりです!
更新されていてうれしいです。
私も、加熱食に手を出し体調がわるくなり、
反省し、またローフードに戻る生活を
繰り返しています。
私も銀歯をセラミックしようかとか、
もう5年ぐらい歯医者に行っていないので
行った方がいいのかと、悩みます。。
長年、医療から遠ざかっていると、
行くのがホント怖いです。
加熱食で自分を慰める気持ち、
ものすごくわかります。
仕事がうまくいかなかった帰りに、
スーパーに寄りたくなりますもん。
なので、財布を持ち歩かないとか、
工夫しているんですが。。
そんなとき、このサイトを見させていただいています!
やはり、マーカスさんとか、
徹底していて、
改めてすごいなー、と思いますね。。。
投稿: あい | 2017年2月18日 (土) 11時48分
★ あいさん
おはようございます!
更新に気づいてもらえて良かったです。
7か月以上休んでしまったので、気づいてもらえないかもと心配していました。
歯科以外の医療は、食事や生活習慣を正せば、利用しないで済ませることも可能だと思うのですが、すでに治療されてしまっている歯は自分の力ではなんともしがたく、歯がゆいですよね。。。(本当に本当に健康になれば、歯が自然治癒して、銀歯を押し上げて外してしまうということもあるみたいですが、それは体の他の部分が全部良くなった後らしい)
そして、仕事のストレスで食べ物に走るというのは、私も同じです。今回ほどの大脱線はないけれど、仕事を理由にして、小さな脱線をしたりすることは良くあります。加熱に走らなくても、果物を大食いしたり、それでも物足りないと、そばの実やナッツ、ドライフルーツ等、消化しづらい重いものに手が伸びてしまったり。。。
財布を持ち歩かないというのは、すごいですね。私も何か画期的な対策を取る必要があるのかもしれません。
マーカスさんの徹底ぶりは本当に凄まじいものがあり、いっきに全部、彼のようにやろうとすると、ノイローゼになりそうなぐらいです。なので、ぼちぼちマイペースで取り組んでいくことにしました。
投稿: あいさんへ | 2017年2月19日 (日) 09時28分