肉食が外見に及ぼす影響
トーニャさんの"Your Right To Be Beautiful"は、ローフードによる容姿の改善を主眼において書かれているので、食べ物が人の外見にどのような影響を与えるかが各章で説明されています。
過去記事(「タンパク質はどこから取る?」)でも肉食の問題を取り上げていますが、今日は、特に、肉食の外見への影響に着目します。
肉食の影響
- 老化の促進
- 満月様顔貌(ムーン・フェイス)
- 加齢とともに背が縮む
- 爪(特に足の爪)が厚くなる
- 肌のきめが粗くなる
● 老化の促進
加熱調理した肉や魚を多食するエスキモーは、各種退行性疾患(腎臓、肝臓、心臓、関節)を患い、早くに老けはじめ、寿命が短いことが分かっています。(トーニャさんは、生肉の摂取は奨励していませんが、エスキモーは生肉を食べていた頃のほうが、まだ健康だったと付記しています。)
● 満月様顔貌(ムーン・フェイス)
牛や豚は、人間より体が大きい動物で、その大きな体を作り上げるためのホルモンをもっているため、牛や豚を食べると、人間の細胞(がん細胞も含む)も急速に大きくなるということは、上記の過去記事に書きました。
では、体の小さいニワトリはどうでしょう。
昔、ニワトリは成長するまでに15週間かかっていましたが、今では成長ホルモンを投与して、たったの6週間で市場に出荷されます。
家畜には、成長ホルモン、抗生物質、殺虫剤の入っている餌が与えられており、これらの有害な残留物が動物の肉に濃縮・蓄積され、その肉が商品としてスーパーなどの店先に並んでいます。
店頭で販売されている肉には、微量のステロイドが含まれているため、肉食者の顔は満月のように丸くなります。
菜食にはこのような問題はないので、菜食に切り替えると、顔つきが変わります。
● 加齢と共に背が縮む
利用されなかった動物性タンパク質により、非常に酸性度の高い高濃度の代謝老廃物が生じます。
血液を弱アルカリ性(pH = 7.4)に維持するため、人体は自らのアルカリ性ミネラル(カルシウム等)を使って、前記の老廃物を中和しなければなりません。つまり、体内の骨からカルシウムを奪い去ることになります。
この結果、脊椎が縮み、圧縮されて、背が小さくなっていきます。女性は20歳から80歳になるまでに、平均で約7cm縮むという調査結果もあるようです。(菜食者の骨粗しょう症のレベルは一般人よりもかなり低いらしい。)
● 爪(特に足の爪)が厚くなる & 肌のきめが粗くなる
動物性タンパク質および脂肪の摂取により、爪、特に足の爪が厚くなります。これは正常な状態ではありません。動物性タンパク質が重力により体の中の低いところ(足)に溜まった状態です。
また、飽和脂肪は肌を硬くするため、肉食者の肌は加齢とともに、きめが粗くなり、特に肘やかかとに顕著に表れます。
さらに、肉食により肌の乾燥、かゆみも発生し、たこ、魚の目、水虫などは肉食者によく見られる症状です。
肉食をやめると、こうした問題は改善されていきます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
次の動画では、トーニャさん(収録時53歳)がローヴィーガンになって、自身の容姿に起きた変化を説明しています。
YouTube: Raw Food Weight Loss
太めの女性が多い家系出身ということで、お母さん(0:35)も、かなり立派な体格で、顔立ちや骨格はそっくりなのですが、ローヴィーガンになったトーニャさんの外見は、お母さんと似ているとは言い難いですね。
また、トーニャさんが36歳のとき(0:46)は、まさに上記のムーン・フェイスですが、ローヴィーガンになって、どんどん輪郭が変化したようです。
肉食の害はまだまだ他にも色々ありますが、それらについては、またあらためて書きたいと思います。
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