ローフードと月経・妊娠・避妊(その2)
今日は、前回の続きです。看護師資格をもち、30年間ローフードの食事を続けているというキャサリン(Katherine Clark)さん(この動画の収録時57歳)のお話に注目してみます。
YouTube: Epigenetic Birth Control_YOU are in control!
● キャサリンさんのお話 [16:06~]
私は30年間ローフードの食生活を続けてきた。とても健康だ。ローフードは肉体だけでなく、知性や霊性にも影響する。
創造主がセックスを生殖(繁殖)のためだけに私たちに授けたのでないことは明らかだ。私たちの覚醒、健康のための強力な力として授けたのだ。道教、ヒンズー教、仏教では、生命力を高めるためにそれを実践している。
100%ローフードの食事を摂っている女性には興味深い現象が生じる。月経がどんどん少なくなっていき、不快な症状もなくなっていく。最終的には、月の周期はあるが、月経はなくなる。それでも妊娠し、子どもをもつことはできる。
友人に7人の子持ちがいるが、彼女は月経がまったくない。ローフード歴が非常に長く、最初の子を妊娠したときから既に月経がなく、その後もまったくない状態で7人目まで出産し、全員母乳で育てた。
以前、ローフードの食生活を短期間実践しただけで、自分をローフードのエキスパートと思っている若い女の子に会ったことがある。彼女は、1年後、月経がなくなり、医者に行ったところ、「それは大変だ!」と言われ、以降、彼女は「ローフードの食事は不健康だ」と言うようになった。
彼女の理解は浅い。
クリーンな食事に切り替えると、子宮筋腫、腫瘍、過度の経血、月経困難症、けいれん痛、急激な気分の変動といった症状はすべてなくなる。ローフードの食事を始めた女性は、私の知っているかぎり、全員、こうした症状で改善が見られ、最終的には月経が止まった。
体内の掃除をする必要がなくなると、月経は止まるが、月の周期は継続し、妊娠する。
私の考えでは、人は妊娠を望めば妊娠でき、妊娠を望まなければ妊娠できない。
私自身は子どもをもったことがない。子どもを望まなかったので。
しかし、女性は、無意識に子どもを望むときがある。たとえば、「彼の子どもを生めば、彼に捨てられることはないだろう」と思ったり。
あとは、特に、30代になると、いわゆるタイムリミットが近づいてきて、ホルモンの問題などにより、子どもを望むことがある。
私も経験した。「あ、妊娠したい!」と思ったりもしたが、本心からそう思ったわけではない。遺伝子に組み込まれたプログラムに妊娠するようにせき立てられている感じだった。
避妊したことはない。子どもは望まなかったが避妊はせず、それでも妊娠することはなかった。
すべてはエネルギーの問題である。
ナチュラル・ハイジーンの本にも体がクリーンになると経血は出てこなくなると書いてあったので、知識としては知っていたのですが、月経がなくても妊娠するという具体的な体験談を聞いたのは、今回の動画が初めてで、非常に興味深かったです。
妊娠するために準備されていたものが、妊娠しなかったので不要になり、経血として排泄されるのが月経である。世間ではそう、まことしやかに教えられていますが、ローフーディストの体験談を聞いていると、それが真実じゃないことは明白です。経血が出なくても、妊娠・出産している女性たちがいるのですから。
今回の動画では、月経は体内を掃除する排毒現象と説明されています。しかし、一般的には、排毒不要の人(100%ローフードの人)の絶対数が少ないので、誤解が生じているのでしょう。あと、加熱料理を食べていても、心身に問題があると、月経が止まることもあり、このような病気で月経のない人たちと、健康なローフーディストを一緒くたにして、さらに誤解が深まっているのではないでしょうか。
経血の状態に、その前の食生活が反映されているのは、ある程度の年齢になった女性なら、みんな気付いていることだと思います。日頃から体調に注意して、経血の状態を観察していると、自分の健康状態も分かりますから、経血は健康生活の通信簿といえるかもしれませんね。
私は普通食>自然食>加熱菜食>生菜食みたいな順番で食生活を変えていき、それに従って、経血は少なくなり、内容もドロドロからサラサラに変化しました。
そして、去年、40日以上ジュース断食(ローフード100%)+エネマを続けたら、その後4か月、経血がまったく出てきませんでした。
ただ、年齢的にそろそろ閉経という時期にさしかかっているので、ローフードでクリーンになったから?と思いつつも、単に閉経しただけかも?と思ったりもしていました。
しかし、その後、また、加熱料理を食べ出したら、月経が復活!ここ半年ぐらい毎月あります。更年期障害に苦しんでいる同い年の友人の話を聞くと、経血量が多いとか、激痛とか、期間が長いとか。。。、それに比べると、私の月経は少量で2~3日で終了し、痛みもないので、軽いほうなのでしょうが、月経がないというローフーディストの話を聞くと、まだまだだなあと思わされます。
また、閉経後に老化が進むというのは、毒の溜まり具合の問題ではないでしょうか。閉経してしまうと、月経という排毒経路がひとつ減ってしまい、毒が身体の中にたまりやすくなるので。
だから、閉経後は、それまで以上にローフード、断食、エネマなどで身体の浄化に励まないといけませんね。
もちろん、若いうちから、体をクリーンに保っておくことがベストなのは言うまでもありませんが。。。
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コメント
こんにちは
ジュース断食の効果はすごいですね!
4ヶ月間、経血無しを実現できたということは、体内の浄化レベルは相当なものであったと思います。
何族だったか、原始的な食生活を今でも続けている部族があり、そこの女性は極小の経血で
(15分程度、大さじ一杯)だと本で読んだ事があります。
以来何となく大さじ一杯が目標(笑)になっていたかもしれません。
ですので、経血ゼロを達成できた事は素晴らしい快挙だと思います。
現代日本の都会的生活の中でも、やり方次第で可能であるという事が実証されたということですね。
私は最小でも周期が50日で二日間ありました。量も少なくて、忘れてしまう位軽いというか、快感に近い感じですが、ロー率100+運動+半身浴ができた時だけですね。
まずは未体験のエネマをお試ししてみたいと思いますo(^-^)o
閉経も視野にありますので、今のうちに?検証しておきたいところです(=^_^=)
前回、書いてくださったコメントから、小食とエネマの効果に注目しまして、以前の記事『エネマで開運はなるか』を読み返していました。
カラさんてルックスがベジっぽくなくて、立派なバストラインΣ( ̄ロ ̄lll)
あのお体がマウス並の小食で…とはイメージ的にズレがありましたが、きっと栄養の吸収力が高いのと、良質な食事内容なのですね。
マーカスさんの『毎日』も衝撃的でしたが、性的なことは食につながっていて、人間の本来の生き方と精神に反映されているんだという事を感じます。
動画で語る実体験から、いろいろな事が伝わってきますが、やはりNorahさんの解説で大事な部分がよく理解できます。
ありがとうございます。
投稿: Yomogi | 2015年2月 8日 (日) 10時22分
★ Yomigiさん
こんばんは~。コメントありがとうございます!
>15分程度、大さじ一杯
それはほとんどないに等しいですよね。私は少量なんて書いちゃいましたけど、大さじ10杯いや20杯ぐらいは出ているような気がするので、その部族の人たちから見たら「大量」ですね。。。
それに4か月月経がなかったのも、ちょっと周期が延びただけかもしれません。だって、まだまだあちこち改善したいところがいっぱいあって、超健康体とは程遠いレベルなんですもん。。。(汗)
>未体験のエネマ
Yomogiさんはエネマ未体験でしたか。では、是非是非お試しください。リアルの世界でも親しい人には勧めたりしているのですが、みんな逃げ腰で、私を見る目がどこか野蛮人を見るようなまなざし(笑)。いちど体験すると、爽快感で病みつきになると思うんですけど、最初の一歩を踏み出すまでが大変なのでしょうね。私も最初尻込みしていましたし。
>立派なバストライン
あれは豊胸手術の結果なのです。カラさんがマーカスさんの動画に登場するようになってすぐコメント欄で質問があり、マーカスさんが回答していました。母乳で子育てした後、精神的に辛い時期があり、豊胸手術を受けた、みたいなことを言っていました。マーカスさんのチャネルは健康志向、自然派志向の人が集まってきているので、快く思わない人がいることは容易に想像できますが、かなり辛辣な言葉で叩いてくる人達がいて、他人事ながらハラハラしていました。そこまで人格否定攻撃する必要があるのか、ってぐらいひどい言い方している人もいたんで。
で、しばらくして、カラさん本人が自分のFacebookのページで苦しい胸の内を吐露していました。「豊胸手術を受けたとき、自分は若くて愚かだった。除去することも考えている。他人には絶対勧めない」と。
私も豊胸手術には反対で、もし相談されたら、「絶対やめとけ」と言うけど、もう既に受けてしまった人に他人がどうこういう筋合いのものでもないとも思っています。維持するのと、除去するのと、どちらが体にとって負担になるのか、本人以外には決められないことですし。
この件でマーカスさんが豊胸手術のことを公表して、なおかつ肯定も否定もせずにいてくれたことが、私としては嬉しかったですね。「僕は健康法の指導者だから、僕のパートナーでいたいなら、除去手術を受けなさい」なんて言う人だったら、心底がっかりしたと思います。カラさんも、ローヴィーガンとしての意志の強さやローフード料理の腕前など、魅力のたくさんつまった人なので、たとえ除去手術を受けなかったとしても、私は応援したいと思っています。
そんな訳で、栄養の吸収力と良質な食事内容だけでは、あのサイズにはならないと思いますが、良質な脂肪を取り入れることで、多少のサイズアップはあると思います。私もアボカド、オリーブオイル、カシューナッツ、アーモンドなどを多めに食べたときは、ちょっとグラマーな体型になりました。でも、私の場合、まだ排毒が完全に終わっていないせいか、脂肪をたくさん摂ると、体調がダウンしてしまうので、まずはサイズアップより排毒かなって思っています。
投稿: Yomogiさんへ | 2015年2月 8日 (日) 18時12分
ありがとうございました
豊胸だったんですね、謎が解けてスッキリしました~
ローフードで、痩せただけではなく胸が大きくなったというエピソードを書いている日本人の著者がいて、ネット上で写真付きでスタイル自慢?というか、ローフードで体型にメリハリが出たということで、他のダイエットとは、そこが違うとのことでした。
私の体験では、痩せた分胸も減った+お腹も痩せたけど皮膚が余っちゃった(хх)だったんです。
ナッツ・シード類をほとんど摂らないからか、運動足りないから?と思っていました(この本のレシピはナッツたくさんだったので)
当面は、寄せて上げてごまかしながら、まずは排毒優先がいいみたいですね。排毒でクリーンな状態になったら、栄養の吸収も良くなって…という期待的分析はありでしょうか(笑)
豊胸手術の件は、そうであるということを明言してくれただけで、充分だと思いました。
食養家の人に一番して欲しくないのは、実は禁止の物を頻繁に飲食している事を言わないとか、生活習慣や体に関する事の重要部分なんです。
マーカスさんとお二人で、かなり個人的な事や憚られるような事も、お話してくれているので、勉強になるし、ローフードの真実を伝えるという志みたいなものも感じます。この件でも、誠実な対応だったみたいで信頼度が上がりました。
強い批判は、期待の裏返しなのか、一種の病気なのかとも思います。本当に菜食なんですかね。
ベジやってると、判断力や許容度が増す方向だったらいいんですけど~
私も、生活習慣の悪い人々を心の中で否定していたりしますので(^^;
波動が合わないっていうか、五感六感でいろんな情報を受け取ってしまうところがあって。
頭で取捨選択する前に、体が反応してしまうようです。
投稿: Yomogi | 2015年2月12日 (木) 09時56分
★ Yomogiさん
こんばんは~。お返事ありがとうございます!
痩せると、どうしても、胸から来ますよね。そして、お腹の皮がたるむというのも経験済みです。あれ、ショックですよね。長期間断食していたとき、自分のお腹を見て絶句しました。。。でも、玄米菜食で大食いしていた頃より、少し顔が丸くなり、以前より健康そうな感じになってきたので、ちょっぴり前進したかなと思っています。
>ローフードで体型にメリハリ
老廃物が排泄されて、体のラインがはっきりしてくるというのはあると思いますけど、胸が大きくなるというのはどうなんでしょう? 脂肪分の摂取量が以前より増えたんですかね? この辺りは個人差が大きいところなので、よく分かりませんが。。。
>排毒でクリーンな状態になったら、栄養の吸収も良くなって…
これは大いに期待できると思いますよ~。マーカスさんとカラさんが少食なのは、たぶんそのせいだと思います。マーカスさんはカシューナッツが好物らしいのですが、最近は吸収が良くて、ちょっと食べただけで、すぐ太るので気をつけていると言っていましたし。
>実は禁止の物を頻繁に飲食している事を言わないとか、
まったく同感です。自分は頻繁に脱線しておきながら、指導者に厳しいことを言って申し訳ないなとは思うのですが、やっぱり、ロールモデルになってくれるような人を求めてしまいますよね。脱線するのは得意なので(笑)、脱線しないで踏ん張る方法が知りたいわけですから。
マーカスさんはごくごく稀に加熱料理を食べることもあるみたいで(小麦や乳製品は絶対に食べないようですけど)、100%ローではないと言っていますが、加熱料理が食べたくてたまらないというレベルはとっくに脱出してしまっているようです。
ローフードの指導者の中には、公言していなくても裏でこっそり加熱料理を食べている人が結構いるらしいですね。ヴィクトリア・ブーテンコさんは、体型的に100%ローではないだろうと囁かれていましたが、何年か前に加熱料理を食べていると宣言していて、ああ、やっぱり、と思った覚えがあります。
>生活習慣の悪い人々を心の中で否定
これ、分かります。私も心の中で否定したり批判したり。。。そのたびにいつも「いかん!」と思うのですが、なかなかこの問題を克服できません。世の中、生活習慣の悪い人だらけなので、毎日、試されているような気がします。
投稿: Yomogiさんへ | 2015年2月12日 (木) 19時51分