奇跡のリンゴ(映画)を見ました
このブログを始めた頃、『奇跡のリンゴ』(石川拓治著)という本を読んで感動し、その感想を記事(「奇跡のリンゴ」)にしてから約3年。この本が映画化され、封切られたことを知り、先週見に行ってみました。
原作がとても良かったので、映画のほうはあまり期待していなかったというか、ちょっと心配していたんですが、見始めたら、もうすっかり感情移入しちゃって、涙、涙、鼻水、鼻水で、ハンカチぐちゃぐちゃ…。映画館が暗くて良かった(笑)。
YouTube: 映画『奇跡のリンゴ』予告編
家族を抱えながら11年間、収入がほとんどゼロ(りんご以外の作物や出稼ぎ/アルバイトで多少の収入はあったようですが)。その上、周囲からは非難の嵐。普通、とても続けられないです。
そして、りんごがならずに虫が鈴なりのりんごの木。私の庭の小さな小さな菜っ葉畑の虫取りでさえ結構手間なのに、広大なりんご園の虫取り。想像を絶する世界です。
何年も無農薬でやっていると、急に慣行農法に戻しても、すぐに収穫は望めないそうで、戻そうにも極貧状態で肥料や農薬を買うお金もなく、「行くも地獄、戻るも地獄」状態だったようですが…。
安っぽいお涙ちょうだい的家族愛の物語になっていないのは、骨太の実話がベースになっているからでしょう。そして、配役(キャストとプロフィールはこちら)がぴったりはまっていました。りんご園の風景と人情だけでもこの映画は出色ですね。
ただ、映画のストーリー展開は、原作を読んでいなくて予備知識のない人には、ちょっと分かりにくい部分があるかもしれません。出稼ぎとかアルバイトとか、ようやく稔ったリンゴを自分で売りに行くところとか、駆け足で上っ面をなぞった感じでした。ま、2時間で11年(+幼少~少年期)をびっちり描くというのは、どだい無理な話なので、仕方がないですね。
ハリウッドでリメイク企画が既に始まっていると公式サイトに書いてありましたが、どうリメイクするつもりなんでしょうか。『Shall We ダンス?』みたいな感じになっちゃうのかな。リメイクじゃなくて、オリジナルの字幕版や吹き替え版を作ればいいじゃんと思うんだけど、ハリウッドとしてはやっぱり自分で作って儲けたいんでしょうなあ。
大量に涙を流したせいか、映画鑑賞後、なんだか顔がすっきりしました。老廃物が排出されてむくみが取れたってことでしょうか。 笑うことが健康に良いのは明らかですが、泣くことも健康に良さそうです。
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