キャロブ
先日、急にチョコレート味のものが食べたくなったんですが、私は過去記事(「カカオ」)に書いたとおり、カカオで痛い目に遭っているので、久しぶり(3~4年ぶり?)にキャロブ・パウダー(ローのキャロブ・パウダーが見つからなかったので、焙煎されたイタリア産のキャロブ・パウダー)を買ってみました。
次の動画では、80/10/10実践者として有名なマイケル(Michael Arnstein)さんの奥様のビクトリアさんとお嬢さんのシャーロットちゃんがロー・キャロブ・パウダーとデーツで簡単なおやつを作っています。火や刃物を使わないから安心して小さな子と一緒に作れますね。
YouTube: Quick and easy snack for the kids
ビクトリアさんが、
チョコレートが(体に)良いっていう宣伝を信じちゃだめよ。そういうことを言う人は商品を売りつけようとしているか、中毒(依存状態)になっているか、あるいは、その両方よ。
と言っていますが、私も同感です。カカオはたとえ「ロー」であっても、極力避けたほうがいいと思います。ただ、キャロブ(特に、ローじゃないキャロブ)も頻繁に食べるべきものではないと思うので、健康志向の人は、できるだけ頻度を抑えたほうがいいでしょう。
お手軽キャロブ・スイーツ
上掲の動画に触発されて、チョコレート味に合いそうな材料で、おやつを作ってみました。フードプロセッサーやブレンダーを使えば、もっとお洒落なスイーツが作れるのは分かっているんですが、後片付けが面倒なんですよね~。でも、これなら手間いらず。ものぐさな人向き(笑)。
■ 材料
- キャロブ・パウダー
- デーツ(固い場合は少し浸水させておく)
- 生アーモンド(一晩浸水させて渋皮をむいたもの)
- バナナ(輪切りにして冷凍したもの)
■ 作り方(食べ方)
- デーツのサイズが大きければ、半分にカット
- 材料にキャロブ・パウダーをまぶして食べる
個人的には、冷凍バナナが一番好みでした。チョコ味のバナナアイスです。輪切りにしたものが凍ってくっついて取れなくなっちゃったり、まぶしたキャロブが水分を吸っておどろおどろしい姿になってしまったり、不器用な私にとっては、かなり手強い材料でしたが、味は3種類の中で飛び抜けて美味しかったです。
私はキャロブで十分「チョコレート味」を満喫できるのですが、キャロブだけではどうしても物足りないという人やキャロブのちょっと癖のある味や香りが苦手という人は、カカオとキャロブを混ぜるという方法もあります。マーカス(Markus Rothkranz)さんのロー・チョコレートのレシピ(英語)はカカオとキャロブを混ぜています。
カカオ中毒の人は少しずつカカオの量と頻度を減らしていく工夫をしたほうがいいと思います。そして、チョコレート味に興味のない人はわざわざ有害なカカオを食べる必要はまったくないと思います。食べ出すと、どんどん習慣的に食べたくなってくると思うので…。(←中毒症状)
キャロブは日本語ではイナゴマメという名前なので、私はずっとソラマメとかエンドウマメのような「草」を想像していたのですが、実は「木」でした。
次の動画では米国カリフォルニア州在住のジョン(John Kohler)さんがキャロブの木に登って収穫の様子を見せてくれています。ホテルの駐車場に植えてある木ですが、手つかずでキャロブの莢(さや)がぶらぶら沢山下がったままになっているところを見ると、その界隈の人たちはみんなキャロブが美味しいのを知らないってことですかね。知っていたら、あっという間になくなりそうな気がするんですが。。。
YouTube: How to Harvest Fresh Raw Carob Pods out of a Ceratonia Siliqua Tree
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