« 南雲吉則さんの本を読んでみました | トップページ | マーカスさんの本(Heal Yourself 101) »

2012年11月19日 (月)

グルメな野草カフェ

今日は米国コロラド州デュランゴで野草とともに生活し、コミュニティへの啓発拠点としてTurtle Lake Refugeを運営するカトリーナ(Katrina Blair)さんの動画を紹介します。赤毛のアンや大草原の小さな家、ターシャ・テューダーの世界などが好きな人にはワクワクする内容じゃないかと思います。

Turtle Lake Refugeは、野草についての講義や料理教室、グルメな野草料理を提供するカフェ、パーマカルチャーをベースにしたコミュニティ農園など、持続可能な暮らし方の普及、実践に力を入れているようです。

YouTube: The Wild Plant Cafe- GOURMET WEEDS

以下、この動画内のシーンをピックアップしてみました。

● カトリーナさんの家 [00:32~]

リサイクル資材を使って自分で建てたというおうち。屋内にも植物がい~っぱい!

● カフェの食材を調達しに屋外へ [00:43~]

タラゴン (tarragon)、アルファルファ (alfalfa)、ロシアンオリーブ/細葉グミ (Russian olive)、野バラ (wild rose)、ハナミズキ (dogwood)、ヤエムグラ (cleavers)、スギナ (horsetail)、ゴボウ (burdock)、クレソン (watercress)、マスタード (mustard)、野生のセージ (wild sage) など、食用になる植物がそこここに自生。調達費用ゼロ(笑)。

● 野生の植物を採取するときの3つのキーポイント [3:42~]

  1. 植物に許しを得てから摘む
  2. 必要な分だけ摘む
  3. 摘んだあとは必ず「ありがとう」と言う

植物には知性があり、エネルギーで交流できる。許可をもらって摘むと、植物が人間の体の中で薬となり、知恵となる。野草は強力で栄養が沢山つまっているので、大量に食べる必要はなく、必要な分だけ少しずつ採取すれば、循環型の持続可能な世界が実現できる。

● 有機コミュニティ農園 [4:35~]

作物: ゼニアオイ (mallow)、アマランサス (amaranth)、キヌア (quinua)、アザミ (thistle)、蓼/タデ (smartweed)、シロザ (lamb's quarter)、タンポポ (dandelion)、ヒレハリソウ (comfrey)、ミント (mint)、ルリジサ (borage)、キクイモ (Jerusalem artichoke)、カボチャ (squash) など。

果樹: スモモ (plum)、リンゴ (apple)、サクランボ (cherry)、アンズ (apricot)、洋ナシ (pear)、その他在来種など。

果樹を中心に据えて、その周囲で作物を栽培。この農園はコミュニティで共有されており、あらかじめお金を払って参加すると、毎週いろいろな収穫物が届けられるという仕組み。

● 野草カフェ [9:25~]

野原や農園で採取した野草や作物、屋内で育てたスプラウト (microgreen) など、主に生で有機のベジタリアンまたはヴィーガンの食材を使用し、グルメ料理をカフェの客に振る舞っている。ガマ (cattail)の天日焼きパン (sun-baked bread) とか、チコリの根 (chicory root)、ココナッツフレーク (coconut flake)、カルダモン (cardamom)、シナモン(cinnamon)、クローブ (clove)、生姜 (ginger)、蜂蜜 (honey) などを使った「チャイ・ティー」その他、ローフード・シェフのユニークな創作料理が楽しめる。

冬用として、タンポポ、オオバコ (plantain)、シロザなどの葉を乾燥させてパウダー状にしたもの、ニレ (elm) の木の葉などを味付けして乾燥させたチップ、その他グラノーラやクラッカーなども販売している。

● 冬はどうしているのか [16:58~]

今は秋なので冬に向けて準備をしている。ドングリ (acorn) を集め、果物を取ってきて干して冷凍。タンポポ、オオバコ、ゼニアオイなどの野生の葉を干し、パウダーにして保存し、スムージーに使う。

カボチャ (pumpkin or squash) やヤムイモ (yam) などをアボカド、あるいはナッツやシードなどと一緒にブレンダーで攪拌し、生姜や唐辛子 (cayenne pepper) などを入れ、(いわゆる加熱調理ではなく)人肌程度に温めたスープを作っている。

その他天日で干した「パン」やソバ (buckwheat)、小麦若葉 (wheatgrass)、ヒマワリ (sunflower) などのスプラウトのジュースも取っている。

アルファルファの種が入っている莢(さや)、初めて見ましたが、渦巻き型でかわいいですね。実は、私、秋頃、庭にアルファルファの種を播きました。以前もやし状のスプラウトのアルファルファをよく作っていたのですが、普通に土に播いたのは初めて。今緑の芽が出ています。冬の寒さに耐えられるのか分からないけど、動画に出てきたような小さな紫色の花が咲くところまで育つといいなあ。

カトリーナさんがスギナにはシリカ(ケイ素)が豊富に含まれていると言っていたので、調べてみたら、体内で骨や軟骨の発育やコラーゲン・エラスチンなどの結合組織の強化・修復・再生などなど効能が山のようにありました。スギナにはニコチンも微量含まれているので摂取しないほうがいいという意見がある一方、ニコチン自体はさほど危険じゃないという意見もあり、迷いますが、今度どこかで見かけたら、ちょっと試してみたいです。

Turtle Lake Refugeの農園は、一見したところ、農園には見えません。いろいろな草が好き勝手に生えているだけ。その前のシーンに出ていた野原との違いがよく分からない(笑)。自然農とかパーマカルチャーの畑って、こういう感じなんですね。でも、単一作物をずらっと並べて栽培するより楽しそうです。

また、食べるためじゃなく、畑の世話係としてニワトリを飼うって、いいなと思いました。ニワトリが畑を自由に歩き回って虫を食べ、そこで糞をし、それが肥料になる。日本でも昔の農家って、こんな感じだったんじゃないでしょうか。それが今では、養鶏場にぎゅうぎゅう詰めに押し込んで飼育し、病気で死ぬ寸前のニワトリから卵や肉をもらい、その副産物の糞を畑にまいている。そうしたニワトリたちの糞でも「有機」なのだろうけど、自然の摂理からは怖ろしく外れているような気がして、なんか違うよなあと有機野菜を食べつつそんなことを考えていました。なので、こういうほのぼのした映像を見ると、ほっとします。

カトリーナさんの野草カフェのメニューは、80/10/10的観点からすると、かなり高脂肪だし、たまり醤油や香辛料なども使っているので、頻繁には食べないほうがいいかもしれないけど、野草を生で食卓に取り入れるというアイデアがすごく気に入ったので、参考にしたいです。

日本で野草を食べている人たちをテレビや雑誌で見たことがありますが、大抵、揚げたり茹でたり焼いたり、加熱調理しているんですよね。そんな中、今回の動画では野草を使ったローフード料理が色々出てきて新鮮でした。

※ 野草関連記事

野草を知る(2013.04.06)

野草ジュースに情熱を傾ける青年(2019.04.26)

タンポポはスーパーフード(2019.05.17)

ローフードと保存食(オオバコの効能)(2021.7.30)

| |

« 南雲吉則さんの本を読んでみました | トップページ | マーカスさんの本(Heal Yourself 101) »

菜食主義」カテゴリの記事

健康法」カテゴリの記事

自然派生活」カテゴリの記事

Markus Rothkranz」カテゴリの記事

コメント

Norahさん大好き!!
なんですかこの素敵な動画は~~!
すーちーは英語がイマイチなので内容をピックしてくださってとてもありがたいです。
植物をとって「Thank you」っていうの、すごくきゅんとしました。
あとおりこうさんのワンコとか~~。

ローフード作りは、まるでおままごとで雑草で御飯を作っている雰囲気(笑)
でも一度食べてみたい!!

なにより皆朗らかで美しいのが素敵ですね。
今回も素敵な動画ありがとうございました!とても癒されました~~~(*^_^*)

投稿: すーちー | 2012年11月19日 (月) 22時39分

★ すーちーさん

いつもコメントありがとうございます!
今回の動画、とても気に入ってもらえたみたいで、嬉しいです~。
私もこの動画を初めて見たとき、ものすごく感激して興奮してしまいました。

自然も素晴らしいし、人間もみんな前向きで自然美にあふれていてとっても素敵。おりこうなワンコとか丸々したニャンコとか、脇役もさりげなく良い味出してるし。

カトリーナさんのおかげで野草の英語名をたくさん覚えることができました(笑)。

投稿: Norah | 2012年11月20日 (火) 10時12分

この動画は自然マニアのぼくとしては感激&大興奮です!

野草を使ったローフードすごくおいしそうです。
こんなグルメローフードならたべてみたいですね。

自然がたくさんある環境では人も動物もノビノビして、みんな輝いていますね。
ワンコがかわいすぎます(笑)

そしてやはり野草にはパワーがあるんですね。
実際に食べていて、買った野菜と違って少量で満足感がある気がしていました。

それとこれは心理的なものでしょうけど、野草を食べているとたくましくというか前向きになれるんです(笑)

まさに雑草魂です!!

投稿: FruitMonster | 2012年11月21日 (水) 13時11分

★ FruitMonsterさん

いつもコメントありがとうございます!
感激&大興奮したとのこと、嬉しいです~。記事をアップした甲斐がありました。
人と動物のノビノビして輝いている姿、ほんと、いいですよねえ。この動画を見ていると、何とも言えない清々しい気分になって、エネルギーがチャージされる気がします。

私もグルメローフードは敬遠していたんですが、野草グルメは味わってみたいと思いました。

そして、FruitMonsterさんは既に野草の力を実感されているんですね。そういう話を聞くと、ますます野草に興味が湧いてきます。私はまだ自然のそばで暮らせるほど腹がすわっていないのだけど、野草を食べていたら、たくましくなれるかなあ。雑草魂、私も欲しいです。

投稿: Norah | 2012年11月21日 (水) 17時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 南雲吉則さんの本を読んでみました | トップページ | マーカスさんの本(Heal Yourself 101) »