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2012年10月30日 (火)

花を食べる

前回の更新から3週間以上経ってしまいました…。ずいぶん寒くなりましたね。でも、私はローフードのおかげか、段々寒さに強くなってきて、まだこのぐらいの寒さでは暖房器具のお世話にはなっていないし、暖かい日中は半袖でもOKだったりします。ま、冷え取り的服装に従って、下半身は3枚履いていますが…。

さて、今日の話題は「花を食べる」です。みなさんは花を食べたことがありますか。私はこれまで花を食べたことがありませんでした。非菜食時代に買っていたお刺身のパックによく黄色の小菊が入っていましたが、いつも捨てていました。花に対して食べ物という認識がなかったんですよね。でも、次のマーカス(Markus Rothkranz)さんの動画を見て、考えが変わりました。昔は「花より団子」でしたが、今は団子より花のほうに興味があります。観賞用ではなく食用として…(笑)。

YouTube: Edible Flowers - Primrose, Hollyhock- Free Food and Medicine

動画内に出てきたピンク色の花に一目惚れしてしまいました。可愛らしい上に、とっても美味しいらしい。蜂蜜みたいな味がするとか。食べたいなあ、日本にもあるのかなあ、と思って、Primroseについて調べてみました。

Photo_2辞書を引くと、 Primroseは「サクラソウ」と書いてある。え、サクラソウ? サクラソウって、なんかもっと違う花だったよなと思い、Wikipediaを見てみると、やっぱ全然違う(右の写真)。辞書じゃ埒が明かん、ってんで、ネットであれこれ調べているうちに動画に出てきたのはMexican Primroseだということが判明。和名はヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)。

Wikipediaによると、

Photo_3

ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草、学名:Oenothera speciosa)は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年生植物。観賞用として栽培されている。

北米原産の帰化植物であり、観賞用として輸入・栽培されていたものが野生化している。

とのこと。野生化しているようだし、マーカスさんも2~3株植えたら、雑草のようにわ~っと広がったみたいなことを言っていたので、園芸初心者の私でも育てられるんじゃないかと思い、種を探してみました。そうしたら、国華園でなんと50円で売っていたんです(現在は売り切れ)。送料(70円)より安い価格設定。喜びいさんで購入しました。

冷蔵庫でしばらく保管した後、9月の半ばにピートバンという種まき用の苗床に播きました。針の先ほどのものすごく小さい種で、150粒以上あったもんですから、非常に大変でした。湿らせた楊枝に種をはり付けて、土の中に埋め込むという、あまりに細かい作業で途中で目眩がしてきました。

そして、なんとか種まきが終わって、その後毎日様子をうかがっていたんですが、ちっとも出てこない。発芽まで2週間ぐらいかかるということで気長に待っていたものの、3週間経っても、4週間経っても、出てこない…。わが家に来た種は、のんびりやさん揃いで、来年の春辺りに発芽する気なんでしょうか。それとも、私が食べる気満々で怪しい秋波を送っていたので、おびえて出てこれないのか…。

そうこうしているうちに忙しくなっちゃって、ピートパンの世話をするのが面倒になり、庭の移植予定地にピートバンの土ごとまいてしまい、放置していますが、いまだに発芽率0%。来年また種を買ってまき直すかなあ。でも、栽培方法の解説を読むと、「発芽をクリアーすれば、あとは簡単」と書いてあるので、どうも発芽させるのがネックらしい。種じゃなく苗のほうがいいのかなあ。ちょっと考えてみます。

20121024155907

そんな訳で、昼咲月見草は当分食べられそうもないのですが、先日、「もってのほか」という食用菊を買ってみました。この花単体で食べると、あまり美味しいとは思えなかったんですが、サラダに混ぜたり、ブレンドサラダ(グリーンスムージー)と一緒に食べたらまあまあ美味しかったです。

上の写真では、撮影のために花をそのまま浮かべてみましたが、食べるときは、花びらをガクから外して、洗って食べたほうがいいです。今回買ったこの菊には小さい虫が結構な確率で入っていました。花に潜り込んで作業している間に摘み取られていっしょに輸送されてきちゃったようです。もちろん、動画でマーカスさんがやっているように、摘み取ったその場でパクパク食べるのもワイルドでいいなと思うんですが、その場合でも、虫さんが入っていないか、よく確認したほうがいいと思います。

また、前回の記事(「質素に暮らすロー・ヴィーガン・ボディビルダー」)でタンポポの葉について触れましたが、タンポポの花も貴重な栄養を提供してくれるようです。タンポポの花にはレシチンが豊富で、レシチンというのは、肝臓疾患の改善や動脈硬化、高血圧の予防、記憶力や集中力を高め、認知症を予防する作用などがあるそうです(詳しくはこちら)。昨日、道ばたでタンポポの綿毛を見つけたので、持って帰ってきて、庭にまきました。花が咲くのはいつ頃になるでしょうか。

まだまだ他にも食べられる花は沢山あります。ご興味がおありの方はこちらをご覧ください。

最後に、花を食べる場合の注意事項ですが、必ず「食用」と表示のあるものか、自分で育てたり、安全性の確認できるものだけにしましょう。お花屋さんやホームセンターで売られている花は、観賞用として、綺麗に咲かせることに重点を置いていて、口に入れたときの安全性など、まったく考慮されておらず、危険な農薬が使われていることも多いみたいですから、絶対に食べないでくださいね。

※ 関連記事

花を食べる2 (2013.8.5)

(ヒルザキツキミソウ、とうとう咲きました!)

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コメント

花って見た目とは違い苦いだろうと想像してましたが、蜂蜜みたいな味のものがあるなら食べてみたいです!
レシチンを初めて知りました。とても興味のある効能ですので調べて摂るようにしたいです。

投稿: 沼田翔太 | 2012年11月 5日 (月) 22時17分

★ 沼田翔太さん

コメントありがとうございます!
私もまだ「もってのほか」しか食べていないので、花の味については、コメントしがたいのですが、貴重な効能が期待できそうだし、食卓の彩りにもなるので、これから色々試したいと思っています。それに、なんてったって、タンポポなどは「タダ飯」ですから(笑)。

投稿: Norah | 2012年11月 6日 (火) 07時45分

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