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    名前: Norah(のら)
    不健康な健康オタクという汚名を返上すべく、心穏やかに暮らす術を模索中。2012年に本格的にローフード生活に移行。菜食歴12年。

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2012年3月20日 (火)

穀類中毒

Want to know if you're addicted to grain?

Try going one week on a starch free diet.

(自分が穀類中毒かどうか知りたい?
それなら、でんぷんなしの食生活を1週間やってみることだ。)

                                       "Grain Damage" by Doug Graham 

ここでいう「穀類中毒」とは、食中毒とかの中毒ではなく、薬物やたばこ、アルコールなどに使われる場合の中毒のことで、穀類には依存性があるという意味です。

"Grain Damage"では、人間の食べ物は果物とやわらかい葉物野菜であると断言しており、穀類は人間の食べ物とは認めていません。

著者の調査によると、過食や摂食障害で悩む人に、何をドカ食いしやすいかと尋ねると、まず十中八九「でんぷん」と答えるようです。みんな穀類製品のクレービング(食べたくて食べたくてたまらなくなること)に悩まされているようです。私もそうでしたし、先日、FruitMonsterさんからも、穀類は食べ出すと止まらなかったとのコメントをいただきましたから、日本でも穀類に起因する過食の問題を抱えている人は少なくないのではないかと思われます。 

穀類の摂取をやめた場合、排毒症状、禁断症状が現れるとのことです。

この間、あるローフーディストの女性のインタビュー動画を見ていたら、2007年に初めて100%ローに切り替えた際、4日目にものすごいクレービングに襲われたと言っていました。加熱料理と調味料を取りたくなって、精神的におかしくなりそうだったと。それでも、その人は一流のアスリートということもあり、意志の力で乗り切ったようでした。

先週の記事(「ロー率の考え方」)にも書きましたが、でんぷんは消化器系内に3日間居すわります。なので、3日間はでんぷんが体の中にあるのだけど、4日目には出て行ってしまうので、禁断症状が出てくるのではないかと思いました。

私も今年の初め、本格的に穀類断ちを始めたとき、最初の1週間がとても辛かった。それまで、2~3日ローフード100%を続けた後、ごはんやパン、麺類を食べるということをやっていたので、4日目あたりから精神的にきつくなりました。穀類への依存というのは強烈なものがあると思います。

"Grain Damage"では、穀類は栄養面からも問題が多く、加熱調理しなければ人間の食用に適さず、消化に膨大なエネルギーを必要とする上、強い依存性があるので、避けるのが一番だと言っています。

ただ、多くの人は、1日3食、主食としてでんぷんを食べ、おやつでまたでんぷんを食べたりしていますから、1日4回以上、毎日、何十年も食べてきているわけです。それだけ大量に長期間、中毒物質を体に入れてきた場合、断ち切るのは並大抵のことではないと思います。

しかも、でんぷんは、必ず味付けされています。味付けに使われる調味料に対しても、依存状態になっているので、さらに問題は複雑化します。

その上、社会的には、でんぷん、特に主食としての米やパンなどは、健康に良い食べ物、私たちが生きていくのに必須の食べ物という位置づけですから、菜食に加え、穀類断ちなど始めたら、「頭は大丈夫か」とか「体を壊すぞ」とか、周囲にワーワー言われて、排毒と禁断症状に対応しているだけでも大変なのに、まわりの騒音で精神までかき乱され、継続して実行することが難しいかもしれません…。

それでも、あえてやってみようという方にお勧めなのは、穀類の代わりにふかしたじゃがいもとかさつまいも。あと、生の長芋。これらはでんぷん質が多いので、穀類に対するクレービングを多少しずめることができます。私の経験では、これらは穀類ほど、依存性が高くなく、どうしても辛いときだけ食べ、慣れてきたら、やめることができました。

私は6年前から菜食(ヴィーガン)ですし、ローフードも3年前から徐々に取り入れてきたような格好なので、ローヴィーガン食への移行は、普通食の時代から考えると、長期間をかけてやっていると言えます。本に書いてありましたが、移行に何年もかかる人もいれば、一瞬にして切り替えられる人もいるとのこと。ある89歳の男性はアメリカの標準的な食事から一夜にしてローヴィーガン食に切り替え、その後はローヴィーガン食一筋で突っ走ったみたいです。ま、年齢的に、後戻りしている余裕がなかったということもあるでしょうが…。

十代の頃から穀類のドカ食いに悩んできた私にとって、穀類に依存性があると知ったことは、画期的なことでした。"Grain Damage"には次のように書かれています。

薬物中毒者にとって、妥協点はない。唯一の解決法は、問題となっている薬物の使用を完全にやめることだ。

節煙や節酒よりも禁煙や禁酒のほうが簡単だと言われていますが、穀類にも同じことが当てはまるように思います。

※ 関連記事

ロー率の考え方 (2012.3.14)

グルテン (2012.3.27)

穀類中毒に喝! (2016.4.15)

パン・小麦粉食品を断つ (2017.3.31)

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コメント

こんにちわ。

元穀類中毒のFruitMonsterです(笑)
今でもたまに食べたい欲求と格闘していますが少しづつ薄れてきています。
移行期間にはさつまいもに随分と助けてもらいました。
本当に穀類は依存性が高いです。白米や小麦粉は強烈です。

「でんぷん」は過食の引き金だと自分の体で何度も経験して最近やっと納得できました。
菜食+穀類断ちで禁断症状中にまわりから「お米をたべないとダメだよ!」みたいなありがたい言葉をいただくと精神的にボロボロになりそうでした(笑)

ぼくはマクロビオティックをしていたときも玄米でさえ2合も3合も食べて体に負担をかけてしまっていた大馬鹿者です。
玄米の素晴らしいところは少食で済むところなのに穀類のドカ食いにはずっと悩まされていました。


色々な食生活を徐々に取り入れてきましたが穀類断ちはスパっとしてしまったほうが簡単な気がします。

節穀より禁穀ですね(笑)

★ FruitMonsterさん

いつもコメントありがとうございます!

ハチャメチャに無節操な大食いをしてきた私といっしょにするのは失礼かとは思いつつ、コメントを読んでいると、通ってきた道のりがあまりにも似ていて、思わず大笑いしてしまいました。

玄米は健康志向の人たちの間で評価高いし、ナチュラル・ハイジーンの松田麻美子さんも全穀類は良いものとされていますよね。でも、私は玄米はくせ者だと思っています。近づかないに越したことはない…。

まだ100%完全に穀類断ちはできていないけど、昔ほど食べたいとは思わなくなったので、かなりの進歩ではないかと思っています。

>節穀より禁穀
名言です!

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