EM生活入門(2)---発酵液作りの巻
5月の末にチェルノブイリのかけはしの野呂美加さんの動画を見て、EMが気になり始めたものの、「本当に効果あるのかな?」みたいな半信半疑のまま時間が経ってしまい、実際にEM菌を手に入れたのは、8月の頭でした。前回の記事に書いたとおり、購入して開封したら、好みの匂いで「わ~い(喜)」という感じだったのですが、暑い日が続いたある日、すごく匂いがきつく、不快な感じでちょっと焦りました。原液内で微生物さんたちは眠っている状態らしいのですが、暑さでお目覚めになられたのか…。
で、これは急いで使い切ってしまわねばと、原液でドバドバ使っていたんですが、涼しくなったら、嫌な匂いがなくなり、また以前のような感じになりました。それで、少し冷静になり、コストパフォーマンスを高めるべく、米のとぎ汁発酵液を作って、大切に使おうと思いました。
そして、今月の1日、米のとぎ汁発酵液第1号を作ってみました。
■ 用意したもの
- ペットボトル(2L)
- じょうご
- 米のとぎ汁
- 黒砂糖(大さじ2.5杯)
- 自然塩(ひとつまみ)
- EM1号(15~20cc)
米のとぎ汁について
以前は浄水器を通した水道水で米を炊いていたのですが、最近はミネラルウォーターで炊いています。できることなら研ぐところから、ミネラルウォーターにしたいのですが、そこは妥協して浄水器(BRITA)を通した水道水で研いでいます。それで、今回の発酵液作りでも、このやり方で浄水器を通した水道水を使用しました。でも、とことん徹底したい方は、水にもこだわったほうが良いと思われます。また、水道水をそのまますぐに使うのは避けたほうが良いみたいです。「汲み置きした水道水」を使用するようにとアドバイスしているサイトもありましたので。
私は自宅で玄米から分搗米に精米しているので、ぬかも出ます。発酵液作りには濃いとぎ汁が良いようなことが書いてあったので、ぬかも布に入れて絞り出し、濃度を高めようかとも思ったのですが、とりあえず、これはもう少し慣れてから試すことにしました。
糖分について
EMを売っているお店では、たいてい活性用として、糖蜜(ネオモラセスト)もいっしょに取り扱っています(これは食品ではありません)が、過去記事(「白砂糖の使い道」)に書いたとおり、私の家には砂糖の在庫が大量にあるので、糖蜜は買いませんでした。初めての発酵液(発酵液第1号)では、黒砂糖(塊状)を使いました。小鍋に分量の黒砂糖と少量の水を入れ、砂糖が溶ける程度まであたためました。また、第1号の1週間後に作った第2号は白砂糖で作ってみました。
■ 作った手順
- ペットボトルに米のとぎ汁を入れる。
- 黒砂糖を溶かした黒砂糖水を入れる。
- 自然塩を入れる。
- EM1号を入れる。
- 総量がペットボトルの8分目あたりまでくるように水を足して調整。
- ふたをしめて軽くシェイク。
- 甘酸っぱい匂いになるまで、1週間ぐらい待つ。
※ 『甦る未来』(比嘉照夫著)によると、ガスの発生が弱くなって止まると完成だそうです。
発酵を待っている間に…
気温が低いと発酵しにくいようなので、あたたかいところに置いたほうが良いみたいです。私は湯船に入れました。また、光合成細菌さんも入っているようなので、ひなたぼっこもさせました。あと、ときどき話しかけたり…(笑)。
フタは必ずゆ~っくり開けましょう
2日めあたり、湯船であたためていたら、ぶくぶくと勢いよく泡だって、ペットボトルがパンパンに膨れていました。「ありゃりゃ、ペットボトルが破裂する!?」と焦ったとき、「2~3日に1回ガス抜きをしましょう」という注意書きが頭に浮かびました。それで、急いでフタを開けようとしたら、中のガスの圧力でフタがはじけ飛び、手のひらにバチッとものすごい音を立ててぶち当たりました(イタタタ…)。
以降、ガス抜きのときは、ゆ~っくりフタをゆるめ、フタの脇からガスがプシューと漏れる音を確認しながら開けています。内圧によって強烈な勢いで飛ぶので、万一自分に当たらなくても、他の人や物に当たってしまうことも考えられ、危険です。気を付けましょう。
※ 『甦る未来』(比嘉照夫著)によると、ガス抜きは1日1回行うとのことです。2~3日に1回くらいと書いてあるところもあり、よく分からないので、ガスの発生状況に応じて、臨機応変に対応してみようかと思います。
カスが増えてくる
発酵の過程で、原液にもあるような、カスというか浮遊物/沈殿物が増えてきます。最初は浮いていたんですが、そのうち底に沈みました。これは500倍にうすめて、花や野菜の液肥にできるそうです。私は花や野菜は育てていないので、観葉植物にでもあげようかと思っています。
甘酸っぱい匂いって?
ガス抜きのたびに、クンクンと匂いをかいで、異臭を放っていないか確認しました。…といっても、EM初心者なんで、正しい発酵液の匂いというのがよく分かりません。で、ネットで検索したら、発酵液作りに失敗したという方のレポートがありました。硫黄のような臭いになってしまったそうです。ゆで卵が腐ったようなというか、ゆで卵の臭いですよね、硫黄って。
7日めに、発酵液第1号の匂いをかいだら、なんとなく、甘酸っぱいような匂いがしました。硫黄臭や不快な異臭という訳ではないので、「完成」と判断しました。とぎ汁のせいか、原液の匂いとは違い、フルーティないい香りという感じではなく、白菜のぬか漬けって感じの匂いです。ま、とぎ汁にはぬかの成分が入っていて、それを発酵させているのですから、ぬか漬けの仲間といえば仲間ですよね…。
とにかく、毎日あれこれ世話を焼いてできあがった発酵液なので、早速使ってみました。
- 入浴剤
- 洗濯
- 風呂/トイレ掃除
- フローリングの拭き掃除
- キッチンの水回りやレンジ回りの掃除
- 鉢植えの水やり
- 化粧水/ボディローション
写真左:黒砂糖で作った発酵液第1号(右)と白砂糖で作った第2号(発酵プロセスの途中)。
写真右:化粧水/ボディーローション用に使っているスプレー容器と掃除用の霧吹き。
まだ使い出して1週間も経っていないので、よく分からないことも多いのですが、とりあえず今のところ、入浴剤として湯船に入れたときと、化粧水/ボディローションとして使ったとき、肌がしっとりするような気がします。とぎ汁にぬか由来の油分があるせいか、発酵して微生物の活動が活発になったからなのか、原液をそのまま使ったときより、保湿効果があるように思いました。ただ、なんてったって匂いが「白菜のぬか漬け」ですから、顔や体につけるのに抵抗を感じる方もいらっしゃることでしょう。
【EM生活入門(3)につづく】
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