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2011年2月14日 (月)

カカオ

今日はバレンタインデーですね。巷ではチョコレートの話題でもちきりです。

私は子どもの頃からチョコレートが大好きでした。板チョコをはじめ、チョコパン、チョコクッキー、チョコケーキ、チョコパフェなど、チョコレートと付くものは何でも好きで、家でも外でも好んでよく食べていました。しかし、5年前にマクロビオティックに興味をもって本格的に菜食を始め、突然チョコレートを食べなくなりました。何十年も食べ続けてきたのに、どうしてあんなにぴたっと止められたのか自分でも不思議です(笑)。キャロブパウダーを使ったお菓子を作ったり買ったりして結構満足していました。

ところが、2年前、ローフードに興味をもつようになった頃、アガベシロップとローカカオをミックスしたチョコレートシロップを食べ、久しぶりのチョコレート味に大興奮してすっかりはまってしまいました。毎日たくさん食べたくなり、依存状態になっているようでした。それで、そのシロップを買うのはやめました。

その後、しばらくカカオは買わないようにしていたのですが、1年前、ローカカオニブ単体を思わず買ってしまいました。そして、甘いバナナと苦いカカオの組み合わせにはまり、また例によって、毎日ポリポリとたくさん食べていました(学習能力がないのかと呆れるばかりですが…)。

そして、1週間ぐらい経った頃でしょうか。すっかりカカオニブの虜になっていて、いつもより更に多めに(大さじ3杯ぐらい)食べたら、大変なことになってしまいました。眠れなくなっちゃったんです。血管がドクドク音を立てているような頭痛が一晩中続き、一睡もできませんでした。その後、完全に立ち直るのに1週間かかりました。

ローカカオはローストされたものとは違い、美容や健康に良いスーパーフード、ミラクルフードと絶賛している記述をもちらほら見かけますが、私は自分の経験から、ローだろうが、ローストされたものだろうが、カカオが体に良いとは思っていません。依存性(習慣性)があり、安眠を妨げるので、やつれた顔つきになってしまいます。

若い頃、仕事が忙しく、栄養ドリンクを飲んで徹夜したことがあります。ドリンク剤を飲むと一時的に元気になり、なんとか徹夜できるのですが、その後、疲労感がどっと襲ってきてぐったりしてしまいます。カカオもそれに近いような気がしました。

カカオ豆にはカフェインのほか、興奮作用を持つテオブロミンが含まれ、薬用として利用されてきたという歴史があります。貴重品として珍重されていたようなので、毎日大量に食べるなんてことはなく、特別な機会(儀式用)に少量を口にするものだったと想像します。

もちろん私のケースは極端な例だと思います。そもそもカカオを大食いする人って珍しいでしょうし…(汗)。そして、坐骨神経痛を発症する前の大食い時代で、体が非常に弱っていた頃なので、カカオに極端に反応したのだと思います。ですから、健康で元気な人が節度をもって少量をたまに食べる程度だったら、私のようなことはおそらく起きないでしょう。

でも、もし毎日毎日食べずにはおられないという状態になっているとしたら、要注意ではないでしょうか。頻度や摂取量をコントロールできない人は、依存状態になっている可能性を考えたほうがいいと思います。

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